暁 〜小説投稿サイト〜
非日常なスクールライフ〜ようこそ魔術部へ〜
第13話『加入』
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いた。


「お、おい三浦…誰だそいつ…?」


少々震え声だが何かを期待しているような声が響く。もちろん部長の声だ。
ではさてさて、その期待に応えますか。


「はい! 彼は新入部員の暁君です!」

「・・・よっしゃあぁぁぁ!!!」


喜びのあまり、部長が雄叫びを上げた。オーバーリアクションな気もするが、ここは気にしないでおこう。


「え、嘘、マジで!? 良いの!?」

「べ、別に嘘にしてもいいんすよ」

「あぁ! それは勘弁してくれ!」


あれ、意外と暁君が馴染んでる気がする。
相手が先輩だからかな? まぁ俺も歳が違う人とは話し易いんだけども。


「冗談っす」

「いや〜面白い子だな〜。そうだ! 早速測定しようか!」

「測定…? 身体測定でもするんすか?」

「いや〜違う違う。じゃあ少し説明するね」


やっぱり暁君にも魔術の説明をするんだな部長は。
しかも測定もするって言うから少し気になるな〜。


「・・・大体わかったっす。いいっすよ、測定」

「話が早くて助かるよ〜。じゃちょっと待っててね」


うわ。さすが学年一の頭脳。俺の時の半分以下の時間で理解しやがった。
何か負けた気しかしない…。ここで俺だけ素質持ち、みたいなことになったら嬉しいんだが…。


「よいしょっ。よし、ここに手を」

「はい」


あの時と同じような光景が目に広がる。
つまり、俺があの時気になった測定器の動きが見れる…!


「それじゃあ目を瞑って集中・・・」

「はい…」


暁君がすんなり従っているのを見る限り、意外と楽しんでる気がする。気がするだけかもしれんが…。


「……」

「……」


出た。あの無言タイム。
この時は喋ってはいけないからかなり苦だった。

と思っていた頃、測定器に動きが起きた。


「おぉ…!」


俺は離れた所でその動きに感動する。
どんな種か仕掛けかわからないけど、水晶が色々な光を発しながら、その周りの輪っかみたいなのが回っているのだ。光は赤、青、黄・・・と様々に変えている。


「よし、終わりだよ」


暁君が目を開ける。そして目の前の機器の変化に驚いたのか、口を開いたままだった。

そして気になる結果は──


「青く光っている…」


俺の結果と同じだった。

てことは・・・!?


「おぉ、まさかの素質持ちか! こりゃすげぇ!!」


部長が驚きまくる。
確か最初に言ってたな。「この部活には魔力持ちはほとんど居ない」みたいなこと。


「いや〜新入生が2人とも魔術を使えるようになれるとは嬉しいね〜」

「よ
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