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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第四話 あのフラグが立つのです。
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いるのだろう。
「違う!!そんなことはしない!!約束する!!僕は姉上を救い出し、この帝国を、貴族なんかにのさばらせない社会にする!!皆が幸せに暮らせるような社会にして見せる!!たとえそのためにどんなに血を流すとしても、最後まで僕は戦う!!絶対だ!!!」
こう言い放った時、私は電気に撃たれたような気持がした。さすがは英雄ね。何とも言えない気概と威風にあふれていたわ。そしてひたむきさも。なんだかフィオーナのことを思いだしてしまったわ。隣を見ると、アレーナもうんうんとうなずいている。どうやら合格点だったらしいわね。
「ラインハルト、僕も協力するよ」
キルヒアイスが前に進み出た。
「キルヒアイス!でも、君も巻き込むわけには――」
「僕だってラインハルト、君の役に立ちたいし、アンネローゼお姉さんのことが、その、好きだから・・・・」
「おお〜〜いったなぁ、この年上好きめ!!」
アレーナがバシッとキルヒアイスの肩を叩く。キルヒアイスが顔を赤らめる。私は驚いた。まさかここでキルヒアイスの告白をきこうとは思わなかった。原作だとずっとその思いは二人とも秘めていたはずだったから。ラインハルトは突然の告白に驚いたようだったが、すぐに親友の手をしっかりと取った。
「ラインハルト、私も協力するわよ」
私は二人の手の上に自分の手を重ねた。ラインハルトの手は冷たく、キルヒアイスの手は暖かい。けれど、二人の中にはそれぞれ熱い血が流れている。それを感じ取ることができた。 今の私は演技をしているという自覚はまったくない。これはきっと感情移入なのかもしれないわ。どうやら年月を重ねるうちに、ラインハルトを弟の様に思ってしまっていたらしい。フィオーナを自分の妹と同じように思っているのと気持ちは同じだ。
「私も」
アレーナも手を重ねてきた。
■ アレーナ・フォン・ランディール
まぁ、ちょっと原作と違ったけれど、元々私たちが原作にいないんだから、そこは言いっこなしということで落ち着くわよ。よしよし、いい感じじゃないの。
■ ジークフリード・キルヒアイス
ラインハルトの決意を聞いて僕も協力しようと思った。ラインハルトはアンネローゼさんを取り戻すだけじゃなく、この国を変えてみせると誓ったからだ。僕の父さんは下級官吏だけれど、時折部屋で愚痴をこぼすことがある。貴族出身の人に昇進を横取りされたり、趣味だった蘭の展示会で、自分より劣っている蘭を出品した貴族に優勝を取られたりしたって。父さんでさえそうなんだ。他の人たち、貧しい人たちはどれだけ嫌な思いをしていることだろう。
だから、ラインハルトの気持ちを聞いたとき、僕はその思いに協力したいと思った。後、つい勢いでアンネローゼさんが好きだなんて言ってしまったけれど、気
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