第38話 動き出す者たち、集う戦士たち
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に侵され、車イスの生活を送っている。そんな はやてだが、父の友人だと名乗る人物から生活資金を送られ、数か月前まで1人だけの生活を送っていたが、ある日を境に彼女に家族が増え、はやては今幸せを噛み締めていた。
そんなはやては何をしていたかというと、家で料理をしていた。仕事や遊びに出かけていた家族の帰りを待ちながら……
「あ、電話や……もしもし?」
『あ、もしもし、はやてちゃん?シャマルです』
「あ、シャマル。どないした?」
『いつものオリーブオイルが見つからなくて、遠くのスーパーまで行って探してきます』
「ええんよ、無理せんでも」
『出たついでに、みんなを拾って帰りますから』
「そっか。それじゃ、頼むな?」
『はい。お料理、お手伝いできませんね』
「別にええよ。これくらい大丈夫や」
『できるだけ急いで帰りますから』
「そんなに急がんでもええよ。気ぃつけてな」
『はい。それじゃあ』
しかし、シャマルがいるのは、戦闘が行われている結界内。そしてその先で行われている戦場を睨んでいた
「そう、なるべく急いで、確実に済ませます」
そしてはやての家でもう一人、その会話を聞いている者がいた。
(まさかあいつら……)
赤銅色の髪を持ち、鋼色の目をした少年だった。はやてと共に夕食の手伝いをしていたが、妙な胸騒ぎを覚え、はやてに外出する事を伝えた
「はやて、少し外に出る。ついでに切らした牛乳と醤油も買ってくる」
「それなら大根と白菜もお願いな?」
「了解。それじゃ、ちょっと行ってくる」
「気ぃ付けてな、士郎」
そうして赤銅色の髪の少年…士郎はを白と黒のジャケットを羽織り、ある場所へ駆け抜けた
そして海鳴のある場所では…
「クソ!もう始まってやがる!!」
「アニキ!急ごう!!」
オレンジ色の髪の少年とパイナップルの髪型をした黒髪の少女…海斗と茜雫が海鳴市に張られた結界を見つけ、そこで戦闘が行われていることに察しがついた兄妹は更に加速し、一気に駆けだした。
「茜雫!準備はいいか!!」
「いつでも行けるよ!アニキ!!」
「よし!行くぞ!!」
そう叫んだ海斗と茜雫はそれぞれ己の武器を呼び出した
「来い!海神!!」
「夕闇に誘え!弥勒丸!!」
海斗は巨大な大剣を、茜雫は石突に矢尻状になっている錫杖を持ち、先頭に立っていた海斗は自分が持っている大剣に大量の水が集まり、ビルに匹敵る巨大な水の剣になった。海斗はそのエネルギーを結界に向かって振り下ろした
「くらえ!『激竜の太刀』!!」
水の剣
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