暁 〜小説投稿サイト〜
深海棲艦の発生と艦娘の出自記録
妖精および乳児との接触記録
[2/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
受け入れるとして不安を持ち、今回の決定に納得しない者も多いだろう。
だが今一番大事なのは"知る"ことだ。彼らがもたらしてくれる情報を逃してはならない。
─統括委員会

同日の午後10:00にモールス符号による電信で正体不明のメッセージを受信。
内容は以下の通り。


・・− −・−− ・− −−−  ・−・・ ・−・−・ −−・−・ ・−−  −−・−− −−・−・ −・  − ・−・・ ・・− −・− −・ ・−−・−・ −・・・− ・−−・−・
ウケイレ カンシャ アシタ ムカウ Σd@-@


彼が優秀な通信士であることを願うよ。─伊賀崎



収容行程─1936年5月11日
午前12:11に巡回中の警備員が施設東の林の中から移動してくる37体の妖精と車輪付きの揺り籠で妖精たちに運ばれる乳児を発見。
即座に収容部隊が出動しました。

警戒態勢の中、収容部隊は妖精のリーダーと思われる個体と交渉。
彼らは協力的な態度をとり、無事収容に成功しました。





収容した乳児について
乳児は生後7か月の男子です。
髪は黒、目は茶色、身長は73.0cm、体重は8870gです。
名前は飛峰和 蒼太郎(聴取記録─1936年6月18日を参照)。
検査の結果、異常はありませんでした。
現在は乙姫や妖精たちの希望により彼らと同じ収容室にいます。
経過観察が進行中です。



妖精について
識別名"妖精"は小型の人型存在です。
現在は全部で37体を収容しています、平均身長は21cm、平均体重は523gです。
収容において各個体に1から37までの番号が割り振られます。

彼らは互いのコミュニケーションや乙姫との会話に小鳥の鳴き声のような音を使用します。
乙姫はこの"言葉"を理解しているようです。
我々に対しては筆談によって会話を行おうとします。
地球上の言語もある程度は理解しているようで実験において英語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語の会話能力を見せました。
その他にもサンスクリット語、ノルド語、ラテン語、ヘブライ語の単語への理解も示しましたが、これらは個体番号7番、16番、25番、34番のみに見られました。
日本語も理解しており彼らに筆記用具と紙を渡せば会話が可能です。

身に着けている服や髪形や装飾品などにそれぞれに個性があり、なおかつ現代的で女性的な服装しています。
この世界の概念や法則、道具の利用法などにも理解を示し乙姫と同様に高水準の知識と文明を備えていると思われます。

また彼らは食事をしますが排泄は観察されませんでした。
収容時は薄茶色の固形物を所持してお
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ