暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1324話
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ていっているメギロートの姿もあった。
 何しろゲートの周辺にはメギロートが最大30機程しか転移してくる事しか出来ない。
 それにシロガネを転移してくるのも無理……とは言わないが、危険だ。
 ニヴルヘイムは言うに及ばずだろう。
 安全にナデシコ世界に持ってくるのであれば、それこそ俺の空間倉庫を使えば問題はないだろうが、それだと俺がいないと動けないという事になる。
 出来ればそういう事態を避けたいし、可能な手段があるのならそれを選択するのは当然だろう。
 ちなみに建物に関しては、前もってプロスペクターやエザリア、イネスといった面々に中身を調べて貰って中に何か重要な物が残っているといった事はない。
 ネルガルにとっては、出来れば中身は全部自分達で引き取りたいと思うんだろうが……いや、そうでもないか? 寧ろ邪魔なのをこっちで処理してくれるといった風に嬉しく思うか?
 ともあれ、そんな理由でゲートの周辺にある建物は解体されてはホワイトスターに運ばれ、キブツへと投入されている。
 これも俺達の物資になってくれるんだから、寧ろ感謝しなきゃな。
 ちなみに、木星蜥蜴の兵器のうち、調べるのが無理な程に壊れている物もキブツへと放り込まれていたりする。
 特にバッタが多いらしい。
 バッタは小さくて、その上更に脆い。
 そう考えれば、結構簡単に壊れてしまうのは当然なんだろう。
 イルメヤのスパイダーネットを使って空を飛んでいるところを捕まえると、高度や速度によってはあっさりと破壊されてしまうしな。
 少し調べた技術班からの報告によると、兵器どころか車でぶつかった程度の衝撃でも破壊されるらしいし。
 いやまぁ、胴体にミサイルを内臓してるんだから、地上に落ちた時の衝撃でそれが爆発とかしてもおかしくはない……のか?
 コンテナに詰め込まれたバッタの残骸を眺め、メギロートが消えたのを見ながら量産型Wへと声を掛ける。

「俺をホワイトスターに転移してくれ」
「了解しました」

 短い返事ですぐに操作を開始し、俺の姿は転移フィールドに包まれると次の瞬間にはホワイトスターの転移区画へと姿を現す。

「こっちもこっちで色々と凄い事になってるな」

 周囲を見回すと、そこにはメギロートやイルメヤ、シャドウが列を成している。
 勿論他の世界から来る者達が不便しないようにしてはいるが、何も知らない奴もいるのだろう。転移区画に転移してきた瞬間に目の前にシャドウミラーの機体が群れを成しているのを見て驚いている奴も多い。

「な、なぁ。これって何でこんな風になってるんだ?」
「はい。現在ナデシコ世界で行われた戦闘の後始末をする為の者達です」
「ナデシコ世界? え? また新しい世界と繋がったのか?」
「はい。現在、シャドウミラーが主に動いているの
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