外伝〜再会の水竜との契約〜
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
すると湖の底からかつてエステルとヨシュアが出会った水竜が大きな水音を立て、現れた!
「なっ!?り、竜!?」
「え………………」
(え!この方は!)
(なんで、あの水竜がここにいるの!?)
湖から現れた竜らしき生物を見たケビンは驚き、エステルは呆けた声を出して、水竜を見た。一方水竜を見たテトリは驚き、ニルは信じられない表情で水竜を見た。
「……………………」
水竜は以前と同じようにエステルを見つめた。
「フフ、久しぶりね♪また、遊んでほしいのかしら?」
「へ……エステルちゃん、この竜の事を知っているんかいな!?)
水竜に親しげに話しかけるエステルを見たケビンは驚いてエステルに尋ねた。
「うん。見た目に反して、可愛い鳴声をするのよね♪」
「クー♪」
手を出されたエステルに尋ねられた水竜は嬉しそうな鳴声を出して、水竜は懐くようにエステルの手に顔を擦りつけた。
「よしよし………」
「こら驚いたわ……つくづくとんでもないな、エステルちゃん………」
水竜と親しい様子のエステルを見たケビンは信じられない表情で見ていた。そしてニルとテトリが現れて、水竜を見て言った。
「………まさか、貴方がこの世界にいるとは思わなかったわ。」
「お久しぶりですね。」
「クー♪」
ニルとテトリを見た水竜は嬉しそうな鳴声で鳴いて、2人を見た。
「へ………この水竜……2人の知り合いなの!?」
一方ニル達が水竜と知り合いな事に驚いたエステルは2人に尋ねた。
「ええ。かつて私達と共にご主人様――セリカ様の使い魔をしていた水竜です。」
「名前はセリカの使徒――エクリアが名付けたわ。………名前は鳴声通り、”クー”よ。」
「(へ〜……”姫将軍”という勇ましい二つ名を持っていた割には、普通の女の子らしい名前を付けるじゃない♪あの人、ラピスとリンの記憶にある印象とは随分違う人に変わったみたいね………)クーか……うん!可愛い名前ね!」
「クー♪」
エステルに笑顔を向けられた水竜――クーは嬉しそうな鳴声で鳴いた。そしてクーはエステルが帯剣している神剣――”誓いの神剣”に気づいて、神剣を見つめた。
「ん?この剣がどうかしたの?」
「!!その剣はなんや、エステルちゃん!ゴッツイ神聖な”気”を感じるで!?」
一方クーの視線に気づいたエステルは鞘から剣を抜いてクーに見せ、それを見たケビンは驚いて尋ねた。
「ああ、この剣?リフィアからもらった剣よ。リフィアが言うには”神剣”の類らしいわ。後、ミントとツーヤが普段装備している剣もそうよ。前にもちょっとだけ話したけど、ウィルっていう人が元々壊れていた剣を直したり、改造
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ