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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
外伝〜再会の水竜との契約〜
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たし……ちょっと外で散歩してくるね。夕食までには戻るから。」

「そっか……。遅くなったら、あんたの分は山分けにさせてもらうわよ?」

「あはは、分かってますって。それじゃあ、また後でね。」

そしてエステルは部屋を出ていった。



「あ……。シェラさん、あの……」

「大丈夫よ、ティータちゃん。できれば今はそっとしておいてあげて。」

「もしかして……ヨシュアさんの事ですか?」

ティータが遠慮気味に尋ねた事にシェラザードは頷き、ツーヤは尋ねた。

「「あ……」」

「………………………」

ツーヤの言葉を聞いたクローゼとミントは不安そうな表情で声をあげ、プリネは静かな表情で黙っていた。

「ふふ、よく分かったわね。そういえば、あの時も……こんな風に夕日が綺麗だったわね。」

そしてシェラザードは思い出すかのように呟いた。



〜桟橋〜



「は〜……ほんと綺麗な夕焼けね〜。あの時と同じだわ……」

桟橋まで来たエステルはかつて空賊事件の時に泊まりに来て、その時の情景――夕方に同じ場所でハーモニカで”星の在り処”を吹くヨシュアを思い浮かべた。

「………………………………」

そしてエステルは何を思ったか、ヨシュアから渡されたハーモニカを荷物から取り出した。

「空も水も夕焼けもあの時と同じなのに……。みんなと一緒にいてすごく楽しいのに……。やっぱり……全然違うよね。」

ハーモニカを見ながらエステルは溜息を吐いた。

「あーあ、ダメだな……。自分のペースで追いかけるってせっかく答えを出したのに……。これじゃあ、ヨシュアにも笑われちゃうよね。……そうね。プリネが教えてくれたお蔭で、一度だけ間違わずに吹けたし……。また、練習してみようかな?」

そしてエステルはハーモニカで”星の在り処”を吹き始めた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪



エステルが吹いたハーモニカは間違いはなく、正しい曲だった。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪



そしてエステルは”星の在り処”を吹き終えた。

「できた…………まあ、プリネほどじゃないけど………(というか、プリネ。なんで、あんなにハーモニカで”星の在り処”を吹く姿が似合っていたのかな………?それにプリネ、初めてこのハーモニカで吹いてくれた時、このハーモニカをまるで自分の物かのように、扱い慣れていたし………)」

”星の在り処”を吹き終えてハーモニカを見つめたエステルは休暇の時、プリネが自分が持っているハーモニカで”星の在り処”を吹いた事を思い出し、首を傾げていたその時



パチパチパチパチパチ……………!



「え……………」

「へへ、い
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