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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第71話
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リアはジークの脚にくくり付けてあるメモを外して、内容を読んだ。

「……エステル君たちが無事、竜のいる岩山に到達しました。これから内部を通り抜けて竜のいる場所を目指すそうです」

「そうか……。……全艦艇に通達!徹甲弾を装填した上で所定の位置に待機せよ!万が一、竜が逃げ出しても絶対に包囲を突破されるな!」

ユリアの話を聞いたモルガンは頷き、指示をした。

「イエス・サー!」



〜霧降り峡谷・北西部・最奥頂上〜



霧降り峡谷を登り続けたエステルたちはついに、竜の棲む洞穴を見つけた。

(ああっ……)

(いたか……!)

竜を見つけたエステルは驚き、アガットは警戒した。

(ね、眠ってるのかな?)

(……そうみたいですね。)

眠っている竜の様子に気づいたティータの言葉にリタは頷いた。

(ほう………中々立派な竜ではないか。このような竜、滅多にお目にかかれんぞ。)

(ボースで見た時も思ったけど、本当に大きい竜だね……)

一方アムドシアスは竜を見て感心し、ミントは竜の大きさに呆けた。

(………マスターが戦ったレーヴェという人もいませんね……)

(これはチャンスかも……。アガット、どうする?)

ツーヤの言葉に頷いたエステルはアガットに尋ねた。

(まずは俺1人で接近する。うまく行きゃあ、そのまま”ゴスペル”を破壊できるだろう。)

(そっか……分かった。)

(アガットさん……)

(大丈夫だ、心配すんな。失敗した時は援護を頼むぞ。)

(はいっ……!)」

(気を付けてね……!)」

そしてアガットは”重剣”を持って、近くの岩陰に身を隠した。



(あれか……)

”ゴスペル”を確認したアガットは、重剣についたユニットの電源を入れた。

(……行くぜ!)

アガットは眠っている竜に走って行きそして!

「らあああっ!」

ありったけの力で竜の額に重剣を食い込ませた!その時、”ゴスペル”にヒビが入る音がした。

「やったか……!?」

アガットは警戒しながら竜を見ていた。すると”ゴスペル”から黒い光が出て、竜が目覚めた!

「チッ……浅かったか!」

竜の様子を見たアガットは舌打ちをした後、重剣を一端しまい、両手剣を構えた!そして竜はアガットに炎を吐いた!



「!!」

竜の攻撃に気づいたアガットは横に飛んで回避した!

「アガットさんっ!」

「アガット!」

導力砲で竜の頭を攻撃したティータが慌てた様子でアガットに近づいた。そしてティータに続くようにエステル達も武器を構えて、アガットに近づいた。

「ヒビは入ったが破壊まではできなかった!こうなりゃ
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