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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第71話
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って最強の種族である”魔神”――アムドシアスをメンバーにして、ギルドで待機する仲間達と別れた。


〜ボース市〜



「さてと、霧降り峡谷にいるウェムラーって人を訪ねるのよね?」

「ああ、峡谷の東側の山小屋に住んでいるはずだ。それよりも……。……やっぱり付いて来るつもりか?」

エステルに尋ねられたアガットは頷いた後、ティータを見た。

「えへへ、もちろんです。振動ユニットが故障したらその場で修理できますし……。飛んでいる相手だったら導力砲が役に立つと思うんです。」

「チッ……しゃあねえな。あまり無理をして足を引っ張るんじゃねえぞ。」

「はいっ!」

アガットの返事を聞いたティータは嬉しそうな表情で頷いた。一方その様子をエステル達は見つめ続けていた。

「な、なにお姉ちゃん?」

「……何だってんだ?」

エステル達の様子に気付いたティータとアガットは首を傾げた。

「いや〜、なんと言いますか。今まで以上に馴染んでるなぁって思って。」

「ええ。お二人とも凄く仲良く見えますよ?フフ……どうやら良い事があったみたいですね。」

「……まあ、仲が悪いよりは断然よいな。」

「フフ………ティータちゃん、アガットさんと前以上に凄く仲良くなったんだね!」

「うん。一体どうやって仲良くなったのか、凄く気になるよ。」

アガット達に尋ねられたエステルはからかうような表情で2人を見て言い、エステルの言葉にリタやアムドシアスは頷き、ミントは嬉しそうな表情で言って、ツーヤは微笑みながらアガットとティータを見た。

「ふえっ……?」

「な、なに言ってやがる。」

エステル達の言葉を聞いたティータは驚き、アガットは焦った。

「あはは、焦ってやんの。でも……気持ちの整理は付けられたみたいじゃない?」

「……まあな。もう1人で突っ走って自滅するようなマネはしねえさ。またどこぞのチビスケに怖い顔で叱られたくねえしな。」

「あう……アガットさんったらぁ。」

アガットの言葉を聞いたティータは恥ずかしそうな表情で言った。

「ふふ……そっかそっか。よーし、それじゃあ霧降り峡谷に急ぎましょ!」

「うんっ!」

「おう!」

その後エステル達は霜降り渓谷に向かい、アガットが尋ねた人物によって、通れなかった道が通れるようになり、そしてジークを呼んでメモをジークの脚にくくりつけて、ジークに連絡を頼んだ後、竜がいるであろう場所に出発した。



〜ボース地方・上空〜



「ピューイ!」

「おお、来たか!」

エステル達が竜がいる場所への道を歩み進んでいる頃、ジークがアルセイユの艦首で連絡を待っているユリア達の所に飛んで来た。そしてユ
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