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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第71話
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「えとですね……。このユニットが、フレーム素材のみ崩壊させられる波長の高振動をブレード部分に与えるらしいです。振動が原因で2、3回使ったら壊れちゃうそうなんですけど……。うまく刀身を食い込ませられれば”ゴスペル”を破壊できるそーです。」

「よ、よく分からないけどメチャメチャ凄そうな発明かも。」

「フフ……さすがは王国一の天才学者ですね。」

ティータの説明を聞いたエステルはあまりわかっていない様子で納得し、プリネは感心していた。

「さっきティータに付けてもらったばかりだが、どうやら問題なく動きそうだ。あとは実際に竜を捜しだして額に喰らわせてやるだけだが……。どうだい、将軍さんよ?」

「まったく……。そこまで用意されたのでは認めてやるしかないではないか。」

アガットに不敵な笑みを浮かべて尋ねられたモルガンは苦笑しながら言った。

「それじゃあ……」

「俺たちに任せていいんだな。」

「うむ……。やれるだけはやってみるがいい。ただし念のため、飛行艦隊を峡谷の周りに展開しておく。おぬしらが竜を逃がした時、即座に対応できるようにな。」

「ヘッ、上等だ。ムダ弾を撃たせないようせいぜい気張らせてもらうぜ。」



そして竜を見つける為、エステル達はアルセイユから降りた



〜ボース国際空港〜



「この後、”アルセイユ”はボース地方の上空を巡航する。竜の居場所が特定できたらよろしく連絡をお願いしたい。」

「うん、任せて。」

アルセイユから降りて、仲間達と共に発着所まで来たエステルはユリアの言葉に頷いた。

「竜の居場所が分かったらジークに伝えてもらいます。私が同行していない場合も、エステルさんの近くにいるようお願いしておきましたから。」

「殿下、同行するならばくれぐれもお気を付けてくだされ。……エステル・ブライト。それからアガット・クロスナー。」

「へっ……?」

「……なんだ?」

モルガンに呼ばれたエステルとアガットは首を傾げた。

「もし竜が峡谷から逃げたら軍が責任をもって何とかしよう。もう2度と、リベールの民を傷付けるようなことはさせぬ。だから、失敗を恐れずにやれるだけやってみるがいい。」

「モルガン将軍……」

「……まさかアンタからそんな言葉が聞けるとはな。どういう風の吹き回しだい?」

「なに、ただの社交辞令だ。……大尉、出発するぞ。」

「は!」

そしてアルセイユは飛び立った。その後エステルは肝心の重剣を使うアガット、重剣に付いているユニットの整備ができるティータ、竜と本格的に戦う時になった際、”竜化”して対抗できるミントとツーヤ、古代竜以上の存在の竜と戦った事のあるリタ、さらにプリネの召喚によ
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