第68話
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度は突っ込みますぜ。」
「……了解した。」
ナイアルの言葉にユリアは静かに頷いた。
「フン……。時間通りに来たようだな。」
そしてさらにモルガンがアルセイユから出てきて、エステル達に姿を見せた。
「あ、モルガン将軍……」
「同行を認めてくださって感謝しているわ。」
「まあ、女王陛下のご意向もあったからな。誤解のないように言っておくが、おぬしらはあくまでオブザーバーの身にすぎん。基本的には、我々の作戦を眺めてもらうだけにしてもらうぞ。」
「うん、それでいいわ。軍の作戦でケリが付くならそれはそれでオッケーだし。」
「せいぜいお手並みを拝見させてもらいますぜ。」
モルガンの言葉にエステルとジンは頷いた。
「フン……まあいい。姫様、どうぞこちらへ。ブリッジに案内しますゆえ。」
「ですが……」
モルガンに言われたクローゼは遠慮して断ろうとしたが
「王家の船に、姫様を客人としてお乗せするわけには参りませぬ。クルーの士気にも関わりましょう。」
「……分かりました。」
モルガンの説明を聞き、静かに頷いた後モルガンと共に一足先にアルセイユに乗り込んだ。
「うーん、相変わらず素っ気ないヒトよねぇ〜。いい加減、遊撃士を認めてくれてもいいのに。」
「フフ、頑固な方だから態度をいきなり変えるのを良しとしないのだろう。君たちの案内は私がさせていただくよ。あらためて―――ようこそ、遊撃士諸君!王室親衛隊所属、巡洋艦、『アルセイユ』へ!」
そしてエステルたちが乗り込むとすぐさまアルセイユは離陸した。
「遅かったか……!」
「い、行っちゃった……」
アルセイユが離陸して少しすると発着場にアガットとティータが駆け込んだ。
「もう少し早めに起きて出発しとくんだったな。仕方ねぇ、竜の観察はエステルたちに任せておくか。」
「そ、そーですね。でもでも……あうう。一度、『アルセイユ』に乗ってみたかったなぁ……」
アガットの言葉に頷いたティータ肩を落として残念そうな表情になって言った。
「なんだ。またメカフェチかよ?」
ティータの様子を見たアガットは呆れた表情で尋ねた。
「だってだって、見所が満載らしーんですよ?新型エンジン8基を格納するエンジンルーム……。高度な情報処理機能を備えた次世代型ブリッジ……。は〜、あこがれちゃいます。」
「ったく……。目をキラキラさせやがって。」
「えへへ……。でも、アガットさん。これからどうするんですか?」
アガットの言葉に照れたティータはアガットに尋ねた。
「そうだな………依頼もそれなりに溜まっているようだし、あいつらが帰ってくるまで少しでもこなしておく
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