第68話
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通り、リウイ陛下かシルヴァン陛下がいらっしゃらない限り、護衛部隊の方達の指揮権は基本、あたし達という事になっていますので………」
「そっか………確かにそうよね。わかったわ。」
プリネとツーヤの説明を聞いたエステルは頷いた。
「えっと………ママ。ミントもボースに残るよ。」
「何で?」
「もしかしたら、ママ達が王国軍の作戦を見学している間に依頼が入るかもしれないし………」
「うむ。ミントの言うとおり、朝から既に依頼がいくつか来ておる。」
ミントの説明にルグランは頷いて答えた。
「そっか。じゃあ、そっちは頼んだわよ、ミント!」
「うん!」
「それじゃあ、私はミントちゃんを手伝いますね。一人じゃ大変だと思いますし。」
「ありがとう、リタちゃん!」
リタの申し出にミントは笑顔で頷いた。そしてプリネ達を残してギルドを出たエステル達は空港に向かった。
〜ボース国際空港〜
「あっと……遊撃士の皆さんですよね?まもなく、軍の艦艇がこちらに到着する予定です。向かって右手にある第1発着場でお待ちください。」
空港に着き、受付にエステル達が名乗り上げると受付は場所を指示し、エステル達は指示された場所に向かった。
〜第1発着場〜
「うーん、軍の飛行艇はまだ到着していないみたいね。」
「一応、買物をするくらいの時間はあるみたいだけど……どうするの、エステル?」
「うーん、それじゃあ、軍艦が来るまで待たせてもらうことにしましょ。」
シェラザードに尋ねられたエステルは考えた後、結論を出して答えた。
「迎えに来る軍の飛行艇ってあのゴツイ装甲の飛行艇よね?」
「警備飛行艇ですね。軍の主力艦艇ですから多分、そうだと思います。」
エステルの疑問にクローゼは頷いて答えた。
「火力、積載量、機動性の全てにおいて高い性能を持つ王国軍の警備飛行艇……。10年前に開発されてから様々な改良がなされたそうね?」
「はい、基本性能の向上に加えて様々な追加兵装を加えることが可能になっています。哨戒機、偵察機、攻撃機……。各艦艇の兵装を変えることで柔軟な艦隊編成を目指すという構想に基づいていると聞きました。」
シェラザードの確認の言葉にクローゼは頷いた後、説明を補足して答えた。
「ふむ……。さすがは飛行船先進国だ。共和国にも飛行艦隊はあるが、張子の虎に近いからなぁ。」
「フッ、それは帝国でも同じさ。飛行艦隊もあるにはあるが、やはり主力は戦車師団だからね。」
「私の国はもともと小国ですからね。軍事力はありませんよ。でも、戦争がない分それでいいですけどね。」
ジンとオリビエの話を聞いたクローゼが苦笑したその時
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