死神默死神默-2 新たな選択
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私は人間の声に抜けた声をあげていた。
自分でも胸くそ悪い。
?「うぅっ..........恥ずい!!」
私は人間相手にここまで
攻撃的だったろうか?
いや、
ここまで人間を嫌った。そう思えた。
私を動かしてるのは人間を嫌いだと言う
感情だけ。
それ以外は抜け殻同然である。
人間は私の挙動をじっと見ていた。
どうしよう、恥ずかしい。
人間「君は今をどう思う?」
その人間は私に問いを投げ掛けた。
?「もう疲れた........。怖い。」
私は俯き呟いた。
実際私の体はボロボロで、立っているのが
やっとだ。
恐怖や痛みと戦い続け、
早5ヶ月といったろうか。
足も片方折れていて、少しだけ浮くことで
移動できた感じだ。
明らかな栄養失調。
だが、もう死ぬであろう私にそんなことは
関係ない。
人間「僕は最近死神を見る。」
何故か人間は重く呟いた。
死神。死ぬ間際にて現れ、
善行をできるだけ積ませようと
心がけたり、死後にいきさつを
伝えたりと、役職的に大変である。
人間「僕も長くないのでな。
死神が僕の前に現れた。
そしてこういったんだ。
息絶えかけた妖怪が現れる。とね。」
?「予知か........。」
最早私は早く去りたかった。しかし
体は言うことをきかない。
?「お前は何が言いたい。」
人間「あぁ、ごめんごめん。死神が
3日後に僕を三途の川に
連れてくみたいなんだ。
僕も嫌われものだからさ。
誰かと一緒に過ごしてみたかった。」
私は呆れた。
善行を積むよう言ってた死神の
言動を無視して、私と過ごしたいだと?
勝手にも程があるだろう。
恐らく天国には行けないだろう。
しかし、人間の言葉に少しだけ
暖かみをかんじた。
?「いいよ。3日でいいなら。
でも、信用出来ないからな。」
そうして、人間との生活が
始まった。
とはいっても
人間も長時間歩けず、私も
大ケガを負っているので動くことは
なかった。
そしてそのまま2日がたった。
私のケガも治りきってはいないし、
人間も息が荒くなっていった。
それでも私は、この人間と
一緒にいるのが楽しかった。
あんなことをいったが、もっと
長く暮らしたい。
私の親もそう思ったのだろうか?
と。
人間「君がもし、復讐とか
したいと言うのなら、
僕はかまわないよ。」
この人間は察する力もずば抜けている。
私は黙るしかなかった。
人間「君の名前は..........?」
人間は突然聞いてきた。
自分の名前。私は覚えていない。
恐怖で記憶が飛んでしまっていた。
本当に申し訳ない気持ちに
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