君の来た場所
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がスティングさんたちと島の調査をしようと考えているらしい。だけど、マスターにはある心配事があるようだ。
「あいつら・・・留学先のギルドで問題を起こしまくっているらしくてのぅ・・・お主らに様子を見てきてほしいのじゃ」
それを聞いて思わず苦笑いをする。ナツさんが留学に行く時点で、何かしらの問題が起こるとは思っていた。ただ、起こしてせいぜい一回だろうと思っていたのだが、留学先すべてのギルドで騒動を起こしまくっているらしい。だから、ギルドの中でもまともな分類に入る俺たちに抑止力になってほしいと考えたらしい。
「わかりました!!」
「了解です!!」
闇ギルドでレオンと拷問したことを何か言われると思っていたから、それだけのことならやったって問題ない。そういうわけで、俺とウェンディ、シャルルにセシリーは、問題の島がすぐ近くにある剣咬の虎へと向かったのだった。
翌日・・・
「お待ちしておりました、皆様」
剣咬の虎につくと、最初に迎えてくれたのは銀色の髪をショートボブにしている星霊魔導士、ユキノさんが俺たちを迎え入れてくれる。
「お久しぶりです、シリル様、ウェンディ様」
評議院の後ろから顔を見せた俺たちにも丁寧に挨拶してくれるユキノさん。なので、俺たちも彼女に深々と頭を下げる。
「こんにちは、ユキノさん」
「元気そうで何よりです」
以前ギルドを辞めさせられたことがある彼女だが、今ではその時のことなど感じさせないほどに明るくなっている。マスターがスティングさんに代わったことで、ギルド内の意識が変わっていったことが、大きな要因なんだろうなぁ。
「スティングは?」
「スティング様たちは、展望台でナツ様たちに説明をしてます」
そういってギルドの奥に案内される。階段を昇り、屋上にたどり着くと、そこには島を見ているスティングさんたち三大竜とそのエクシード、さらにはうちから留学に向かったナツさんたちがいた。
「評議院から連絡があって」
「あの島を探索してほしいのだ」
スティングさんの話を遮るようにラハールさんがそう言う。聞き覚えのある声でこちらを振り向いたナツさんたち。俺たちも彼らに合流しようと評議院の皆さんからそちらの方へと向かっていく。
「剣咬の虎と妖精の尻尾合同でな」
「お前たちまで何しに来たんだ?」
俺たちがラハールさんたちと一緒に来たことに疑問を感じたナツさんが質問してくる。
「その・・・なんというか・・・」
「マスターに頼まれたのよ」
「皆さんが留学先で騒動を起こしているから」
「様子を見てこ
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