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東方 死神默
東方死神默-1 半端者
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した。


夜になると、左目から涙が浮かぶ。

そうして私は木に寄りかかり、
木陰に身を潜め、眠りにつく。



私の朝はなぜか早い。
起きたくなくても夜明け前に
目が覚める。
いまは何時なのだろうか?

私は危機的ななにかを
察知する力もある。

それを逆手にとられたことはまだない。
ただの運か、嵐の前の静けさか....。


人間「ん??」
人間と出くわした。

その人間は青年のようだ。
茶髪で背が高い。
私が半妖、
強いては妖怪であることを知らなそうな。

?「くっ........くるな!私は妖怪だ!
人間なんてひっ...... 一捻りだ!」

私は弁明するチャンスを失った。
だが私は人間、妖怪をもう信用出来なかった。

もう死んでもいい。
そう思えていた。

人間は、その場から離れなかった。

人間「?なんで?」

人間はきょとんとしていた。
私は理解ができなかった。

人間は更には私に向かって歩を
進める。

人間は私に向き合って、
人間「少し、話を聞いてもいいかな?」

?「はあ?」

静かな夜明けの里離れの森から、
抜けた声がこだました。


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