空の王者、海の黒き城と会う。
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も確かにあるぜ!?」
不気味に聞こえてくる音と霧のような水しぶきで悪いの視界の奥に見える黒い山のような影、だが海図上では山などない為ナミは勘違いと思ってしまった。そして霧が晴れていくとそこには……巨大な黒い壁があった。
―――ブオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!
「わああああああああああああああ山じゃねえええええ!!?」
「黒い壁だぁああああ!!!!??」
「ち、違うわ壁じゃないわ!?」
「クククク、クジラだぁあああああ!!!!?」
空に向かって大きな声を出しながら待ち構える巨大な壁にしか見えないもの、それはあまりにも巨大すぎる山のようなクジラであった。このままクジラに襲われてしまう!!
「どどどどどどうする!?」
「戦うかぁ?」
「バカ言ってんじゃないわよルフィ戦えるレベルを遥かに超えてるでしょうが!?」
「お、おい左に抜けられるぞ取り舵一杯ぃぃぃぃ!!!??」
取り乱しまくる中ゾロがクジラの左側に抜けられるスペースを発見した、大急ぎでサンジ、ゾロ、ウソップが舵に齧る付くかのように取りつき力一杯に切ろうとする。
「「「ふんぬわぁあああああああああああ!!!!っておおおお!!?」」」
「って何舵折ってんのよあんたらぁあああ!!?」
この強すぎる流れに加えてサンジにウソップ、そして怪力のゾロが一斉に舵を切ろうとした結果逆に舵が耐え切れずに音を立てて折れてしまう。それでも三人は根元を持ってなんとか切ろうとする。が切りにくくなった舵は全く動かない。
「あっそうだ!?レレレレウス起きてええええ!!!??」
レウスへと飛びつくナミ、先程のように竜化して貰い船を持ち上げて貰い状況を打破して貰おうと考えた。が、レウスは自分が面白がって強く抱きついた結果いまだに放心状態になっていた。
「お願いだから起きてえええええ!!!??」
「あっわわわ……ナ、ナミちゃん……?ってなんでまだ抱きついてるのぉおおおお!!!?」
「んなことどうても良いから前見てまえええええ!!!!」
「へっ……?ってうおおおおおおなんじゃありゃあああああああ!!!!???」
漸く正気に戻ったレウスは目の前に迫っている巨大な壁を見た。
「お願いだからまた飛んでぇえええ!!!」
「わ、解った!!」
なんとか抱きついてくるナミを引き剥がし再びリオレウスの姿へと変身し船を掴み飛び上がろうとするが―――全く船は持ち上がらない。
『ぬおおおおおおお!!!海流が強すぎるぅううう!!?さっき海水浴びすぎて力がぁぁあ!!!!』
「お願い頑張ってぇぇえええ!!!」
『あっそうだ!!進路をずらせばいいんだ!!』
必死に飛び上がろうとするレウスだが全く持ちあがらない。そこで船の前部を掴み左へとずらそ
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