日常
第3話 初の顔合わせ T
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なければ、我々の提督なんてやって行けないだろうからな」
座蒲郎「俺はケジメをつけるために、やるべき事をやったに過ぎないよ」
陸奥「でも格好良かったわよ、提督」
さっきの話の事で色々言われながら、長門と陸奥の間で飯を食べる俺。大淀と金剛と龍驤は別の所で食事を摂ってるけど、長門と陸奥に至っては離れる様子がない。出来れば“散らばれよ。”とか言いたいとこだが、相手は艦娘。しかも一方は、ここ1年半も秘書艦を務めてもらっていた長門。今朝のは怒り心頭のあまり口に出てしまったが、あまり強い態度は取りたくない……
けど……
『……』
「「「……」」」
周りからの冷たく鋭い視線には耐えかねない
≪ガラッ≫
座蒲郎「長門、陸奥、悪いけど、暫しここで食事してくれ」
長門「提督はどうするんだ?」
座蒲郎「挨拶回りに決まってるだろ?まだ大半の艦娘とは話してないし、周囲からの視線が痛いし」
陸奥「確かに、それは仕方ないわね」
これ以上は耐えきれないから、長門と陸奥の2人を残して挨拶回りに行くと言ってその場を後にした。
ーーーーーーーーーー
まず最初は……
座蒲郎「やっぱ駆逐艦から行くか、始めた直後から世話になってるんだし」
向こう(現実世界)での3年間で最も世話になって来た駆逐艦から訪ねるとする。
『ザワザワ……』
艦娘とはいえ、ほぼ全員子供の姿をしてるせいか1番活気溢れてる。
電「あっ、提督なのです」
座蒲郎「やあっ……」
最初に声を掛けて来たのは、第6駆逐隊の電。向こう(現実世界)でもそうだったけど、こうして見てみるとやっぱり可愛い……
夕立「ねえ提督〜〜」
座蒲郎「どうした、夕立?」
今度は改二姿の夕立。俺が選んだ初期艦で最初の頃は遠征やら任務やら艦隊から外すことは1度もなかった。
夕立「提督って、いっつもどのくらい仕事してるっぽいの?」
座蒲郎「そんな事言われてもなぁ。ここに来て1週間ずっとデスクワーク続きだったから、どうとも言えないんだけど……さっき大淀から聞いた話だと、“この1週間でおよそ3週間分の書類を片付けちゃった。”っとか言ってたかな……?」
『……』
夕立の場合は、俺がどのくらい仕事してるかだった。ここに来て以来ずっと執務室でデスクワーク漬けだったけど、食堂への移動中に、およそ3週間分の書類をたった1週間で片付けちゃったとか言ってたのを思い出し、その事を話したところ、執務室に出入りしてたメンバーを除いた全員が長門と陸奥の方を睨んだ。理由は大体察しがついたけど、これ以上は悪いと思って話題を切り替える。
座蒲郎「まぁそんなとこだから、誰か1人は執務室に来てくれると嬉しいな。長
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