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深海棲艦の発生と艦娘の出自記録
出自聴取
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のが女の人だからです。
   本当の意味での"子供"じゃない、ただの複製。性別も同じになる。
   もちろんあの"子供たち"は私のじゃない。
伊賀崎:では君達姉妹以外に力を使えるものがいるのか?
乙姫:それはない。
   伊賀崎さん達が持ってきた"子供たち"の死体と対面したときにはっきり分かった。
   あれは姉の"子供たち"、そう感じた。姉はここに来ている。
伊賀崎:君の姉さんは生きているということか。
乙姫:分かりません、姉は?fbju?ndouに侵食されている、他の仲間がそうだったように。
   "子供たち"の姿を見たら分かります。
   それを"生きている"と言っていいのか分からない。
伊賀崎:水鬼が君のお姉さんによって生まれているのなら彼女を止めなければならない。
    君には辛い事だと思うが。
乙姫:そう……です。姉は止めなければ皆が傷つきます。
   でももっと根っこの所、?fbju?ndouを……。
   あの怪物も殺さなければいけません。
   姉はただの尖兵。?fbju?ndouが来るまでのここを混乱させるのが役割です。
   ?fbju?ndouがよくやる攻め方。
伊賀崎:なるほど、その?fbju?ndouがここに来るのを防ぐには?方法はあるのか?
乙姫:残念だけど手遅れ、もうここに来てる。
伊賀崎:だとすれば早々に見つけなければ大変な事になる。
乙姫:もうすでに見つけています、"子供たち"の後ろにくっついてる。
   少し姿は違っていたけどあの剥き出し歯と灰色の腕は変わっていない。
   赤い息を吐きながら命を奪うことを楽しんでいます。
   伊賀崎さんも見たことがあるでしょ?

記録終了



事件記録─1936年1月29日

午前11:00に突如、乙姫が意識不明の状態になり、その10分後に回復しました。
乙姫は直後に「"姉"が"子供たち"を迎えに来た。3人を連れて行った。」と証言、警備員が安置所を確認したところ、回収した水鬼の遺体5体すべてが消失していました。


証言と消失した数が合わない。約200kgの物体をしかも2つも誰が持ち去ったんだ?─大野




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