第五十二話 井上大佐!バイオリン重いぞ!!その十二
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「人妻彼氏持ち以外ならな」
「オッケーだけれどな」
「身長も問わないぜ」
「胸も構わないぜ」
「だからそういうのがアウトなのよ」
「誰でもいいっていうのがね」
これが女の子達の指摘だ。
「女の子なら誰でもいい」
「しかも勝つ為には手段を選ばない」
「いつも中指立てて言い返すし」
「品性下劣なのよ」
「だから皆に嫌われるのよ」
「日頃の行いが悪いにも程があるわ」
女の子達の言葉は実に容赦がない。
「だからさっさと負けなさい」
「今回の西宮でのバイオリン対決でね」
「だからうっせえんだよブス共」
「手前等の家にそこいらの風呂屋で撮影したおっさんの股間のアップの写真贈るぞ」
「食事中に見せてやるからな」
「覚悟しやがれ」
「そういう発言が駄目なんでしょ」
瞬もここで二人に言う。
「あんた達が嫌われる理由の一つよ」
「そうよ、悠木大将の言われる通りよ」
「そんなことを言うからよ」
また言う女の子達だった。
「あんた達嫌われるの」
「それも徹底的にね」
「くそっ、本当に今回も言われ放題だな」
「こんなに言われる主役ないぞ」
「折角コマ割って出て来たのに」
「この扱いないだろ」
二人はまた不平を言った。
「本当によ」
「日帝衆ばかり人気があるな」
「しかもアクセスは全然ねえし」
「作品としての人気もねえのかよ」
「じゃあさっさと帰るか」
「それで西宮で戦うか」
やれやれと言ってここは退散した二人だった、そして西宮で瞬と井上に対してあらためてこう言ったのだった。
「リベンジだ!」
「大阪城での屈辱晴らすからな!」
「覚悟しやがれ!」
「絶対に勝つからな!」
「元気ね、あれだけ言われたのに」
その二人を呆れた目で見ている瞬だった。
「堪えてないのね」
「へっ、言葉は聞いても打たれるな」
「それが俺達だからな」
「どれだけ言われても平気だぜ」
「落ち込むことなんてあるかよ」
「罵倒上等だ!」
「そんなの幾らで言え!」
こうカメラ目線で言う。
「それでへこむ俺達と思うなよ」
「全然平気だからな」
「俺達はそうした言葉は耳に入らないんだよ」
「入っても気に止めないんだよ」
それも一切、である。
「精々俺達を罵って無駄な努力をしな」
「呪文無効化百パーセントの敵に呪文使う様なものだぜ」
ウィザードリィで言うとファズボールやディンクである。
「俺達は悪口には無敵だぜ!」
「幾らでも言いやがれ!」
「うっせえハゲ」
「御前等御前等大人になったら禿げろ」
「うっせえガキ共!」
「手前等の頭に脱毛剤塗るぞ!」
即座にだった、二人は自分達を罵倒した西宮の子供達にそれぞれスーツのマスクの上から青筋を立てて中指を立てて罵倒には罵倒で
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ