第五十二話 井上大佐!バイオリン重いぞ!!その十一
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「あんた達本当に屑じゃない」
「屑の中の屑の中の屑の中の屑の中の屑の中の屑よ」
「究極の屑よ」
こう二人に言うのだった。
「最低の中の最低」
「辞めるって言って三ヶ月位辞めなかった元首相よりはずっとましだけれど」
「あいつはもう論外だろ」
「それこそな」
二人から見てもだ、この輩は。
「ミスター最低人間って言うべきだろ」
「人間として屑で下衆の極みだろ」
「あれだけ長所がない奴ないだろ」
「腐り過ぎだろ」
「そう、だからね」
「あんた達もあいつ位じゃないから」
「人間ではあるから」
その精神がだ。
「あいつの性根は汚物の域よ」
「あんた達は普通に最低よ」
「確かに最低だけれどね」
「最低は最低かよ」
「それは変わらないんだな」
二人もそう聞いて言うのだった。
「何かそれはそれでな」
「ムカつく言い方ではあるな」
「主役なのに負けてくれか」
「そう言われるのも普通かよ」
「普通に普通よ」
「あんた達の場合はね」
人間として最低だというのだ、最底辺と言うべきか。
「だから負けて欲しいのよ」
「それで次回作がスタートするのよ」
「あんた達は主役でなくなる」
「さっさとそうなりなさいよ」
「誰がなくかよ」
「第五クールまできたんだぞ」
それも中盤である。
「こうなったら最終回までだろ」
「大団円迎えてやるぜ」
「そして最終回の後はDT卒業だ」
「優しい美人の大人の女性と海の音が聞こえる洋館の中でだぜ」
浪漫も語る二人だった。
「その後はもうハーレムだ」
「連日連夜コスプレとか酒池肉林だぜ」
「ホルモン浴も楽しむか」
「芸者遊びもやってみたいな」
「全世界の女の人と一夜だぜ」
「俺の大空も達成してやる」
「本当に最低ね」
女の子達の目は完全に蔑みのものだった、ちなみに作者はこうした視線を中学高校特に高校時代に受けたがか受けるとかなり精神的にくる。この二人は平気であるが。
「何が俺の大空よ」
「本宮ひろ志先生に謝りなさいよ」
「本宮先生の主人公はいい意味で権力志向強くて前を向いてるけれど」
だから成り上がりものとしていいのだ。
「あんた達は違うでしょ」
「只の妄想じゃない」
「某伊藤誠さんのお父さんと一緒じゃない」
「おい、俺達自分の娘とかには手を出さないぞ」
「そんなの想像も出来ないぞ」
普通の人はそうである。
「誰がそんなことするか」
「鬼畜過ぎるだろ」
「あくまでノーマルだよ」
「下は十四歳から上は四十八歳まで職業学歴民族人種宗教問わずだけれどな」
要するに相手は誰でもいいのだ。
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