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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第五十二話 井上大佐!バイオリン重いぞ!!その九
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「そして夜は予定がある」
「はい、楽しい予定ですね」
「それですね」
「金髪の美女と黒い肌の美女が三人ずつだ」
 合わせて六人である。
「私とベッドを共にするのだ」
「今度はアメリカ版ハーレムですか」
「それまた凄いですね」
「君達も早くそうなる様にな」
「ええ、悪田部さん目指しますよ」
「これガチですから」
 つまり本気で悪田部を目指しているというのだ。
「一日五人でも六人でもやりますよ」
「俺達も一万人斬り目指しますよ」
「そして何時かは悪田部さん超えますよ」
「一万以上いきますよ」
「いいことだ、私もこれからも励む」
 そちら方面にだ。
「君達の追撃を許すつもりはない」
「そうきますか、じゃあ」
「俺達絶対に追いつきますから」
「その時にあらためてです」
「勝負を挑みますよ」
 意気込む二人だった、息込まなくていいことに対して。そうしたことを言ってそのうえで今回の勝負に挑むのだった。
 瞬は日帝衆の本部で西郷に言われていた、言われていることは言うまでもなく今回の勝負についてである。
「さて、残り少ない話数でごわすが」
「それでもですね」
「勝負は行われるでごわす」
 このことから瞬に言う西郷だった。
「それで、でごわす」
「今回の勝負はですね」
「バイオリンでごわす」
 それでの勝負だというのだ、彼も。
「西宮球場の跡地で行われるでごわす」
「西宮といえば」
 その地の名を聞いてだ、瞬はすぐに言った。
「かつて阪急ブレーブスの本拠地でしたね」
「そうだったでごわす」
「まさにその球場こそが」
「阪急もしかりでごわす」
「西本幸雄さんにより育てられたチームでした」
 瞬もこのことをよく知っている、とはいっても阪急ブレーブスがあった頃に彼女はまだ生まれてはいなかったが。
「そうでした」
「それ即ちでごわす」
「西本さんのお心がありましたね」
「そうしたチームでしたが」
「消えたでごわす」
「近鉄バファローズと同じく」
「オリックスは身売りされブレーブスの名を持つチームは復活したでごわす」
 この作品お世界ではそうなっている。バファローズの名前はそのままでブレーブスのチーム成績はその復活したブレーブスが受継ぎバファローズの成績はバファローズの名前を持つそのチームが受け継いでいるのだ。これぞ西郷の大岡裁きだ。
「しかしでごわす」
「西宮にはもう」
「球場はないでごわす」
「ブレーブスの本拠地は神戸です」
「バファローズの本拠地も大阪でごわす」
「西宮、藤井寺に球場はありません」
「最早古戦場でごわす」
 そうなったのだ。
「藤井寺と同じでごわす」
「まさに強者達が、ですね」
「そうなったでごわす、しかしでごわす」
「それでもですね」
「ま
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