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艦隊これくしょん【転移した青年の奮闘記】
日常
第2話 提督の怒り、そして真相と決意
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聞いてもいいか?」

長門「なんだ一体?」

座蒲郎「ここに居る艦娘って、本当に176人もいるの?」

長門「ああそうだ」
座蒲郎「だったら何故、金剛と龍驤以外はこの部屋に訪ねて来ないの?」

今まで気になってたことを長門にぶつけてみる。
長門がすぐに、しかも真顔で説明したら俺の勝手な思い違いで済む。けどそうじゃなかったら、絶対に何かを隠してるのは間違いない。

長門「な…何を一体__」

座蒲郎「俺の考えが正しければ、艦娘のうち、遠征の件で誰かは抗議しにこの部屋に来る筈だ。特に天龍がな。
そこで俺はここ最近、これまで遠征要員だった天龍を外し、以来ずっと鎮守府に待機させて来た。天龍が抗議に来ると思ってな。けど、それから4日経つのに、その本人は抗議に来ない」

長門「それは__」

座蒲郎「それはここに出入りする艦娘…多分龍驤が説得して押し留めてるだけだと思うけどね」

長門「……」

だが聞いてみると、長門はどこか驚くような顔を浮かべ、俺は最初にとった策を言い並べていくが、長門には戸惑いの様子が俺には見てとれた。


座蒲郎「他にもある。
今までは大井と北上は一緒の艦隊で行動させてたけど、一昨日龍驤に渡した書類で2人は別々の艦隊に異動させた。なのに、それ以来は龍驤が傷だらけの姿になってここに通ってたのは見たけど、あの2人…特に大井からは苦情の報告以外は全然来ない。北上からは苦情は無いだろうけど、大井からの抗議が無いのは流石におかしい」

長門「……」

更に強力な手として大井と北上の件を並べて長門の表情を伺うと、本人は蛇に睨まれたカエルのような顔になっていた。長門だけじゃない、部屋の隅にいる陸奥と通信機器をいじる大淀、更に話してる最中に入って来た金剛と龍驤も同じ顔になってた。

座蒲郎「オマケに、食事はいつもここで摂らされて、トイレや風呂や自室に行くにしてもみんなが付きまとってる。
これは明らかに何かを隠してる証拠であり、俺に対する上官侮辱罪並みの罪だ!違うか??長門!」

長門「ぐっ!」

陸奥「いや提督、それは__!」

座蒲郎「陸奥、お前には聞いていない!俺は長門に聞いてるんだ!言いたい事があるなら、まず提督である俺の自由を縛るような今までの行いについて答えて欲しいな??」

陸奥「ひっ!」

「「「……」」」≪ガタガタブルブル……≫

そして今までのことを話し、俺は更に長門にぶつけるが、陸奥が横槍を入れようとして、それを受け付けまいとこれまでの鬱憤を吐いて更に迫る。大淀と金剛と龍驤に至っては扉の前ですっかり怯えてる様子だが、俺にはそんなの関係ない。

長門「……」

このくらい言ったら良いだろう。これで話してくれるかわからんが……

座蒲郎「長門、
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