4話 目には目を歯には歯を
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っ!待ちなさい!」
赤髪の女性は未だに自分の状況を理解していないのか余程の馬鹿なのかそんな事を言っている
「待てって言って待つ奴がいるか馬鹿」
俺たちはルサルカの影の転移術でこの場を離脱した
一方赤髪の女性……リアスグレモリーは影の拘束が解けたのを確認して倒れている仲間を起こす
幸いなのか空自身かなり手加減したので其処まで重症では無く倒れた3人は直ぐに回復した
「3人とも大丈夫かしら?」
「ええ、部長まだ少し痺れますが…動けない事は無いですわ」
黒髪の女性…姫島朱乃はまだ覚束ない足取りながらも普段どおり冷静に対応する
「それにしても……あの人間達がバイザーを倒したのかしら」
「ええ部長その可能性は高いかと…」
すると脳震盪で倒れていた金髪の美男子、木場勇人がバイザーの屍体に近づき
「……バイザーは恐らくあの鞘に収まった刀剣に切られてたんだと思います…この切り口……魔剣?……それと遜色ない位の負のオーラが込められているのだと思います」
冷静に自分の考えを伝えるとリアスグレモリーは少し思案げな顔したのちに
「それは本当かしら勇人…それならあの人間は魔剣を持ってるっていう事になるわね」
「それともう一ついいですか部長」
白髪の小柄な女の子 搭城子猫が頭の痛みを抑えながら話し合いに参加した
ええ、と話を続くように促すリアスを確認し
「あの男を殴った時……まるで硬い材質で出来た壁を殴ってるような感じがしました」
「私からも…彼の放った雷…威嚇や麻痺目当てなのを差し引いてもかなりのものでしたわ」
実際に相対した3人の意見と自分を拘束させた人…声からして女性だろう…悪魔の自分達を圧倒するほどの猛者
「一体何者なのかしら?」
それよりもバイザーの屍体の処理と今回の事について報告をしなければ
出来れば
「私の眷属に欲しいわね」
と赤い悪魔の呟きは誰にも聞こえなかった
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