外伝〜哀しき戦い〜
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「ハッ!」
「フッ!」
吹っ飛ばされた2人は同時に空中で受け身を取って、着地し、そして!
「(クッ………なぜ、奴が”あいつ”に見える………!幻影は……今ここで……断つ!!)むんっ! 受けてみよ、剣帝の一撃を………………はああああああああああああっ!!」
レーヴェはプリネが”ある人物”に見えてしまう事に心の中で焦った後、プリネを睨んだあと、目を閉じて剣にとてつもない闘気を込め始めた!
「(ここで……決める!)………”私達”の真の力……見せてあげます!出でよ!”今の私”!」
レーヴェの様子を見たプリネは決意の表情になり、異空間から紫に妖しく輝きながらも、決して”魔剣”には感じないレイピアを出して片手に持ち
「輝け!”過去の私”!!」
さらに自分が持つレイピアに神々しい白銀の光を纏わせた!
「(俺を惑わす幻影よ……消えろ!!)鬼炎斬!!」
そして目を見開いたレーヴェはプリネを睨んで、最大限の闘気を込めた事によってすざましい威力になるであろうSクラフト――鬼炎斬をプリネに放った!
「”私達”の魂の叫びを……聞いて!ハアッ!!」
自分を襲うすざましい衝撃波をプリネは両手に持ったレイピアで走りながら自分にぶつかる寸前で斬り裂いた!!
「何!?」
最大限の力を込めたSクラフトが斬り裂かれた事にレーヴェは驚き
「ハアアアアアア…………!!」
プリネは走りながら身体中にすざましい魔力と闘気を纏い、さらに母譲りの夕焼けのような赤い髪は美しい黒髪に、父譲りの紅い瞳は琥珀の瞳になった!
「なっ……………!」
変貌したプリネの容姿を見たレーヴェは驚いた!
「ソウル!クロス!!」
驚いているレーヴェの横を駆け抜けながらプリネは十字に斬った!!
「ガハッ……………!!」
駆け抜けたプリネがレーヴェから離れた距離に立ち止まると、レーヴェの脇腹から大量の血が出て、レーヴェは地面に跪いた!プリネが立ち止まると持っていた片方のレイピアは粒子状になって消え、光を纏っていたレイピアの光も消え、またプリネの髪や瞳も元の色に戻った。
「グッ…………この俺を二度も膝をつかせるとは見事………本来なら最後まで戦いたい所だが、邪魔も入ったようだし、口惜しいが今回はここで退こう…………」
自らに眠る魂の力を解放する技であり『ブラッディクロス』の強化技――『ソウルクロス』をまともに喰らった影響でダメージを受けたレーヴェは脇腹を抑えながら不敵な笑みを浮かべて言った。
「え…………」
レーヴェの言葉にプリネが驚いたその時、突如、古代竜に砲弾が浴びせられた!すると上空から王国軍の警備艇がゆっくりと降下して来た!
「主砲と右舷副砲、竜に照準を固定せよ!
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