第60話
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結社』が絡んでいるのかもしれん。」
「うんうん、このまま放っておくと危ないし、ここは退治を優先しちゃいましょ。」
「………………………………」
ジンの推測にエステルは頷き、アガットは何も語らず、黙っていた。
「???アガットさん。どーしたんですか?」
「あれ、どうしたの。」
アガットの様子に気づいたティータは尋ね、エステルも不思議そうな表情をして尋ねた。
「いや……何でもねえ。とりあえず、今報告されてる手配魔獣を片っ端から退治するか。」
「フム、そうか。助かるぞい。………それにしてもいつの間にか、サポーターが増えたようじゃな?確かアイナの報告ではメンフィルの嬢ちゃんはなかったのじゃが………」
アガットの言葉に頷いたルグランはプリネ達を見て尋ねた。
「あ、うん。プリネ達は直接空港に来て、そのままボースに来たから。」
「フフ………エステルさん達にはロレントの件で助けて頂いた恩もありますし、エステルさんとヨシュアさんの力になりたいと思いましたから………皆さんの足手纏いにならないよう、精一杯力を出させて頂きます。」
「いやいや、足手纏いなんてとんでもない。こちらこそ、よろしくお願いするぞい。………一応確認しておくがメンフィル大使達の許可は勿論頂いているのかな?」
「ええ。今回の事もお父様達に説明し、許可を頂いてエステルさん達に同行しているので、ご安心下さい。ツーヤとリタさん共々皆さんのお手伝いをさせて頂きます。」
「………プリネ様専属侍女兼護衛騎士、ツーヤ・ルクセンベールです。よろしくお願いします。」
「リタ・セミフです。プリネちゃんやエステルとは縁があって、力を貸すことにしました。よろしくお願いします。」
ルグランの疑問に答えたプリネは軽く会釈をし、ツーヤはプリネに続くように会釈をした。また、リタも軽くお辞儀をした。
「……失礼しますわ。」
その時、ギルドに2名の女性が入って来た。
「メイベル市長……それにリラさんじゃない!」
ギルドに入って来た女性――ボース市長メイベルとメイベルに仕えるメイド、リラにエステルは驚いた。
「うふふ、ご機嫌よう。エステルさん。ようやく再会できましたね。」
「……ご無沙汰しております。」
「うわ〜、何だか久しぶりねぇ。生誕祭の時以来だったっけ?」
メイベルとリラを見たエステルは懐かしそうな表情で話しかけた。
「ええ、そうなりますわね。エステルさんのお噂は色々な所で耳にしていますわ。他の皆さんもお久しぶりです。あら?……お久しぶりです、プリネ姫。以前の空賊の件では空輸の件等で色々とお世話になりました。」
エステルに答えたメイベルはプリネに気づいて驚いた後、会釈をした。
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