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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第158話
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ってるって。」

「あはは……」

「お約束だね。」

「わたくしはお兄様はそのような事をする人ではないと信じています!」

「フフ……セレーネの期待を裏切ったら、”どうなるか”わかっていますよね?」

「うっ……あ、ああ。」

セレーネの言葉を聞いたツーヤに殺気を向けられて微笑まれたリィンは頷いた。



「図書室もあるそうだが見学して構わないのか?」

「ええ。シャロン、案内してあげて。」

「はい、かしこまりました。」

「お姉様、一緒に外の夜景を見ませんか?」

「うん、いいよ。あたしも気になっていたし。」

「俺達は、学院祭のステージの最終的な詰めでもしとくか。」

「そうだね、お互いちょっと詰めきれていない部分もあるし。」

「俺も手伝おうか?」

クロウとエリオットの話を聞いていたリィンは提案した。



「いや、お前は一通り固めた後、総合的な意見を聞かせてくれや。」

「本当に良いものになりそうか直感で判断してもらいたいんだ。」

「わかった、そう言う事なら。」

「まあ、頑張ってちょうだい。それじゃあフィーは私の部屋に案内するわ。」

「ん、ヨロシク。」

そしてリィン達は自由行動を開始し、それぞれの自由を満喫し始めた。



〜同時刻・ホテル・ラグランジュ最上階・VIPルーム〜



「うふふ、とても大企業とは思えないくらい、ハッキング対策が穴だらけねぇ。IBCでももう少しマシなのに。これだとティオどころか、ソバカス君でも引き出せるわねぇ。」

一方その頃レンはホテルの一室で端末を操作して、何とラインフォルトグループにハッキングをしていた!

「うふふ、ラインフォルトも大変ねぇ。貴族派と革新派によって内輪もめをしているなんて。これだと”列車砲”はいつになったら完成するのかしら?…………あら?何これ。”機甲兵(パンツァーゾルダ)”……?…………………………」

ハッキングを続けていたレンはある情報を目にした瞬間真剣な表情で端末を操作する指を速めて端末に表示された情報を自分の頭に入れ続けていた。

「なるほどね。行方知れずの鉄鉱石の一部は”これ”に使われていたのね……………大したものだけど、それでも”パテル=マテル”には勝てないわね♪でも、この情報はメンフィルにとっても有益ね。特にこの”リアクティブアーマー”とかいうのは戦場で使うと便利ね。さてと……革新派に必死に隠しているその情報、全部もらってメンフィルの”糧”とさせてもらうわよ、”第五開発部”さん♪”これ”をメンフィルが量産したら、きっと驚くでしょうねぇ?クスクス♪」

そして小悪魔な笑みを浮かべたレンは指を高速に動かしてハッキングを再開した。



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