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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第154話
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すぎて頭がクラクラしてきました……」

二人の話を聞いたガイウスは苦笑し、エマは呆けた表情で飛行艇を見つめた。



「―――それでは殿下。そろそろ参ると致しますか。」

「ああ、よろしくお願いする。――――ようこそ、”Z組”の諸君!アルセイユU番艦―――高速巡洋艦”カレイジャス”へ!」

そして飛行艇―――カレイジャスにリィン達が乗り込むとカレイジャスは帝都ヘイムダルに向かった!





カレイジャスが飛行する様子はエレボニア帝国、メンフィル帝国領の人々が見守る中、飛行していた。



〜帝都ヘイムダル・中央駅前広場〜



「はは、さすがに我々の高速列車でも敵いませんね。」

「ええ、ですが我々には我々だけの強みがあります。―――例の調査の方は?」

部下達と共にカレイジャスの飛行を見守っていたクレア大尉は気を取り直して真剣な表情でもう一人の部下を見つめて問いかけ

「……やはり露骨な妨害が始まっているようです。各地でも似た状況ですが。」

「わかりました。今後はシフト13で対応。午後には現地に赴きます。」

「「イエス・マム!」」

部下の報告を聞いた後命令を出した。



〜聖アストライア女学院〜



「すごい、すごいわ!兄様から聞いていたけどなんて素敵な船なのかしら!」

エリスと共にカレイジャスの高速飛行を見つめていたアルフィン皇女は興奮して声を上げ

「はい……本当に。(ふふ……あの船に兄様が乗っているんですね。)」

アルフィン皇女の言葉に頷いたエリスは微笑みを浮かべて既に目で確認するのが難しいくらい距離を離したカレイジャスを見つめていた。



〜バルフレイム宮・バルコニー〜



「うわあああっ……!あれが”カレイジャス”!兄上が着工した船ですか……!」

バルコニーでカレイジャスの飛行を見守っていたセドリック皇子は興奮のあまり声を上げ

「ふふっ、本当に素敵ですね。オリヴァルト殿下も随分と苦労されていたみたいですし。」

「フ……」

セドリック皇子の背後にいたドレスを身に纏い、頭にティアラを乗せた女性の言葉を聞いた外套を纏った男性は口元に笑みを浮かべ

「……混迷の地に新たな風を巻き起こすか。―――我が息子の器量、改めて見せてもらおうか。」

やがて男性は気を取り直すと真剣な表情で呟いた。



〜宰相執務室〜



「……………」

「ハハ、あれから2年近くか。あの放蕩皇子、まさかここまで漕ぎ着けてくるとはなァ。しかもリベールの技術協力に加えてメンフィルの魔導技術まで搭載した”アルセイユU番艦”とは……先月の通商会議で追い詰めたアンタへの追撃のつもり
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