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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第154話
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」
「あれれ、なんで来てるのー?」
「さっきまで寮にいたのに、いつの間に先回りしたの?もしかして転移魔術を使えるの?」
「エ、エヴリーヌお姉様……さすがにそれはないかと。」
「フン、つくづく驚かせてくれるメイドだ。」
「ふふっ、恐縮です。」
するとその時B班のメンバーがグラウンドに来た。
「A班、B班揃ったわね。09:00ちょうど―――ジャストタイミングじゃない。」
「ああ……――来るぞ。」
「へ……」
サラ教官とレーヴェの言葉にアリサが呆けたその時、空から何かの駆動音が聞こえて来た。
「この音は………」
「風を切る音……いや。」
音を聞いたリィンとガイウスは考え込み
「飛行船の音だね。」
「な、なんだって?」
フィーの答えを聞いたマキアスは驚いた後仲間達と共に空を見上げると驚くべき光景があった。
「あ!」
「あ、あれは……?」
「おいおい……なんだぁ、ありゃあ!?」
「―――来たわね。」
驚くべき光景―――アルセイユ号の姿に似た深紅の飛行艇がグラウンドの上空に現れた!
「……………………」
「な、な、な……」
「なんだこれはあああっ!?」
飛行艇を見たリィンは呆け、アリサは口をパクパクさせ、マキアスは信じられない表情で声を上げた!
「あはははっ、カッコイーっ!」
「あら?あの飛行船の形、どこかで見たような……?」
「なにあれ。もしかして”影の国”のどっかにあった”アルセイユ”とか?」
「エ、エヴリーヌさん。さすがにそれはありえませんよ。」
「フフ……―――話には聞いていたけど、ようやく完成したようね……」
深紅の飛行艇を見たミリアムは興奮し、ある事に気付いたセレーネとエヴリーヌは首を傾げ、エヴリーヌの言葉を聞いたツーヤは冷や汗をかいて苦笑し、プリネは微笑みながら飛行艇を見つめ
「紅い飛行船……いったいどこの……」
「正規の飛行艦……にしては武装が少ない?」
エマとフィーは考え込んだ。
「しかし……このシルエットは最近どこかで……」
「そうだ……!”リベールの白き翼”!あれに似てない!?」
ラウラの言葉を聞いたエリオットはある事に気付いて声を上げた。
「”アルセイユ号”……!」
「い、言われてみれば……!」
「”リベール王国”の高速巡洋艦……」
「オリヴァルト皇子がリベールから帝都に凱旋した時、乗っていたという船だな。」
そして滞空し続ける飛行船を見てある事を察したリィン達は石化したかのように固まり
「えっと、まさか……!?」
「こ、このま
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