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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第152話
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はフルートで、セレーネはピアノだったよね?」

「ええ。まあ、アルフヘイムの王女だった時に、他の楽器もそれなりに習っていましたが。」

「そうですね。立派な淑女になる為に幼い頃からピアノの他にはヴァイオリンも習っていましたわ。」

「僕もピアノも弾けるからそれだけで演奏担当のメンバーはほぼ揃っていることになる……これで曲と歌詞を練って、ボーカル担当を割り振れば……」

「エリオットよ、我の事を忘れてもらっては困るぞ!」

エリオットが仲間達ができる楽器を聞いて考え込んでいるとアムドシアスがエリオットの傍に現れた。



「アムドシアスさん……!アムドシアスさんは見ての通り、竪琴だよね?」

「フッ、芸術を愛する魔神たるこの我を舐めてもらっては困るな。我は全ての楽器を扱えるぞ?」

「そうなんだ……!」

アムドシアスの予想外の答えを聞いたエリオットは明るい表情をし

「アムドシアス、貴女ね……貴女はZ組のメンバーじゃないから、コンサートに参加するのは無理でしょうが……」

「まあ、指南役くらいだったら構わないと思いますが……」

プリネは呆れた表情で指摘し、ツーヤは苦笑しながら言った。



「お、良い事を思いついたぜ!どうせなら、Z組のメンバーがそれぞれ契約している人型の使い魔連中も参加してもらえばよくねえか?人型の使い魔連中は麗しい女性ばかりだから、絶対に盛り上がるぜ!」

「ええっ!?」

「Z組どころか、士官学院生でもない彼女達がコンサートに参加するなんて無理だろうが……」

クロウの提案を聞いたリィンは驚き、マキアスは呆れた表情で指摘し

「へへっ、そこはオレが教官達を口で丸め込んでやるから、安心しな。全員、一応”Z組”のメンバーだし、異種族との交流の為にとかを名目にしたら、規則に五月蠅いハインリッヒ教頭あたりも文句は言いにくいしな。」

クロウの話を聞いたリィン達全員は冷や汗をかき

「う、う〜ん………それって反則になりませんかね?」

「かなり微妙な所ね……」

困った表情をしているエマの言葉を聞いたアリサは不安そうな表情で考え込んだ。



「リィン、アリサ、プリネ、委員長。悪いけど今この場で契約している人型の使い魔の人達を呼んでくれないかな?全員の使える楽器も聞きたいし。」

そしてエリオットは真剣な表情でそれぞれの使い魔達と契約しているリィン達を見つめ

「ハハ、わかった。―――ベルフェゴール、リザイラ、メサイア、アイドス!」

「―――ミルモ!」

「―――ペルル、フィニリィ!」

「―――ヴァレフォルさん!」

見つめられたリィン達はそれぞれが契約している人型の使い魔を召喚した。



「い、言っ
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