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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第151話
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、馬術部の部長が主催者となって競馬めいた催しをやるらしい。賭け事は無しだそうだがその男も噛んでいるそうだから裏では知れたものではなかろう。」
無邪気な笑顔を浮かべているミリアムの言葉に鼻を鳴らしたユーシスは自分が手に入れた情報を口にした後ジト目でクロウを見つめた。
「〜〜〜〜♪」
「クロウ……あのなぁ。」
「トワ会長に知られたら怒られちゃいますよ?」
口笛を吹いてあからさまに誤魔化しているクロウの様子にリィンは呆れ、エマは困った表情で指摘し
「いやぁ、お祭りなんだし固い事は抜きってことで♪」
指摘されたクロウは笑顔で答えを誤魔化した。
「他にも有志による屋台や部活ごとのイベントはあるが……規模という点では、この5つが僕達のライバルになりそうだな。」
「しかも、来場者からどの出し物が良かったかというアンケートも取るらしく……後夜祭で発表するみたいですね。」
「うーん、いかにも煽られている感じだけど……」
「だが、それでこそ一丸となって事に当たる価値があるだろう。問題は”何”を選ぶかだ。」
マキアスとエマの情報を聞いたエリオットは考え込み、ラウラは真剣な表情でリィン達を見回し、ラウラの言葉にその場は沈黙した。
「――話を聞く限り、大掛かりな設備が必要なものは避けたほうが良さそうだ。俺達の人数と期間では準備も運営もやりきれまい。」
「ええ、それは私も思った。でもそうなると……講堂のステージを使った出し物くらいになるのよね。」
「ステージを使った出し物か……T組と直接ぶつかる事になるな。同じ劇というのも芸がないし……」
「まあ、どんな出し物にせよ全員でやれるものがいいだろう。武術の演武や模擬試合……いや、さすがに危険か。」
「でも、方向性はいいかも。いっそ料理バトルとか。」
「だったらボクは審査員がいいっ!」
「エヴリーヌも。そっちの方が楽そうだし。」
ラウラと共に提案を出したフィーの提案をを聞いたミリアムは元気よく手を挙げ、エヴリーヌも続いた。
「そんじゃあ、この俺様がプールを使ったステキでナイスなアイデアを披露してやろう。『ドキッ、女子限定、くんずほぐれつ水中騎馬戦〜ポロリもあるよ〜』なんてどうだ?Z組には何てたって、このトールズ士官学院が誇る”三大マドンナ”のプリネ、ツーヤ、セレーネの全員がいるんだから、間違いなく3人の水着姿が目当てかつあわよくばポロリを期待した男共で客が一杯になるぜ!?」
「却下(よ/だ/です)!!」
そして笑顔で提案したクロウの提案に女子全員は大声を上げて却下し、その様子を見守っていた男子達は冷や汗をかいた。
「……まったく。これではラチが明かんな
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