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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第150話
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トさん、色々な物を仕入れてくれるから。学院の購買で買えないものはいつもお願いしちゃってるかな〜?イベントで使う花火とかペンギンの着ぐるみなんかを頼んだこともあったっけ。」

「なるほど、普通の店じゃ確かに無理そうですね。」

「うんうん……って。わわっ、いつの間にリィン君にそんな大荷物を!?ゴメンねっ!?わたしがもっと持つからっ!」

両手が荷物で塞がり、更に腕にも荷物が入った袋をかけているリィンにようやく気付いたトワは慌てた様子でリィンを見つめた。



「このくらい大丈夫ですよ。会長も結構持ってるんですから無理はしないでください。」

「ううっ……ゴメンね。その、コーヒーでも奢るからそこの休憩所で休んでいこう?学院祭の相談っていうのも聞かせて欲しいし。」

その後リィンはトワと共にベンチに座って一息ついた。



「そっかぁ……確かに難しい状況だねぇ。」

リィンからZ組の出し物についての事情を聞き終えたトワは困った表情で頷いてリィンを見つめた。

「うーん、大掛かりな設備や飾りつけが必要なものは人数的に無理だろうし……もちろん、簡単な飲食店なら大丈夫だとは思うけど。」

「やっぱりそうですか……でも、やるからには他のクラスに負けないものにしたいんですよね。」

「あはは、男の子だね。うーん、劇とかゲーム大会だったら小人数でも何とかなりそうだけど……どっちも他の1年のクラスが申請しちゃってるんだよねぇ。」

リィンの答えを聞いて微笑ましそうにリィンを見つめたトワは困った表情で自分が知っている情報を口にした。



「そうなんですか……うーん、ネタがかぶるのもちょっと避けたい所だな……そういえば……去年、先輩たち4人で舞台の出し物をしたそうですね?」

「はわわわっ……!き、聞いたんだっ!?えっと……どこまで聞いたの?」

今まで生きて来た自分の人生の中でもトップクラスに入る恥ずかしい出来事をリィンが口にするとトワは慌てた様子でリィンを見つめて問いかけた。



「いや、先輩たちには微妙にはぐらかされて……凄く盛り上がったとだけは聞いたんですけど。」

「うううう〜……っ…………そんなに知りたい?」

リィンの答えを聞いたトワは肩を落とした後上目使いでリィンを見つめ

(うふふ、ここまで取り乱しているんだから是非聞いてみたいわよね♪)

(普段から慌てる事が多い彼女がここまで慌てるとはさぞかし恥ずかしい出来事なのでしょうね。)

(ア、アハハ……私もちょっとだけ気になってきました……)

(フフ、一体どんな事をしたのかしら?)

トワの様子を見たベルフェゴールとリザイラは興味ありげな表情をし、二人の念話を聞いていたメサイアは苦笑し、アイドスは
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