機動戦艦ナデシコ
1322話
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、ディストーションフィールドでもビームを湾曲させて防ぐって真似は出来ないらしいな。
処理能力の問題か?
ともあれ、それが分かっただけでも幸運だった。
艦体のいたる場所で爆発を巻き起こしながら地上へと落下していく大型戦艦を一瞥し、シャドウへと通信を入れる。
「グラビティブラストを受けたが、どうなった?」
『一番外側に展開されているEフィールドは突破され、G・テリトリーで完全に防ぐ事には成功しました。ですが、G・テリトリーの方もかなり圧迫されてましたので、一度に2隻から集中攻撃されると抜かれる可能性が高いです』
「G・テリトリーで済んだとなると、ブレイズ・ルミナスの方はどうなっている?」
『そちらの負荷は全くありません』
ふむ、だとすれば2隻や3隻の大型戦艦からグラビティブラストの集中攻撃を受けても平気か?
その辺はまた後で試す必要がありそうだが、現在の敵の種類は大型戦艦がそれ程いない。
カトンボとバッタが主戦力である以上、そこまで心配する必要はないか。
「分かった、敵の攻撃を受けるという行為、ご苦労だった。機体に異常はないか?」
『はい。破られたEフィールドの方は既に復旧済です』
そうか。……無人機としては破格の攻撃力だというのは明らかだったが、それでもシャドウにとってみれば多少注意する必要がある程度という認識でいいらしい。
「じゃあ、敵の殲滅を再開しろ。出来ればあまり破壊せずに鹵獲出来るようにな」
『了解しました』
量産型Wは通信を切り、再び木星蜥蜴へと向かって攻撃を仕掛けていくのだった。
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