暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第59話(4章終了)
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
性や自我はありますし、皆さんと同じように飲んだり食べたりすることもできますよ?」

「ほう…………どうやら普通の幽霊とは違うようだな。……見た所、槍に座っているようだが、その槍で戦うのか?」

リタの説明を聞いたジンはリタが座っている槍――”魔槍ドラブナ”に目を向けて、尋ねた。

「ええ。それと冷却魔術も使えますし、戦闘ではお役に立ちます。皆さんの足手纏いにはなりませんので、どうか同行を許してくれませんか?」

「そんなのこっちが頼みたいぐらいよ!これからよろしくね、リタ!それとあたしの事は”エステル”でいいよ!……まさか幽霊の友達までできるとは思わなかったけど。」

「フフ、ありがとう、エステル。私も貴女の”友達”として、貴女の力になるね。”魔槍のリタ”、これより貴女達の旅を助力させて頂きます。」

エステルの笑顔を見たリタは可愛らしく微笑んで頷いた。

「ハア……闇夜の眷属に精霊、幻獣、竜に天使、魔神、そしてついには幽霊とも親しくなるなんて、あんたは一体どれだけの種族と親しくなるつもりよ………この様子だと、その内”神”とも親しくなるか、契約をするんじゃないかしら?」

「フフ……それがエステルさんなんでしょうね。」

疲れた表情で溜息を吐いて呟いたシェラザードの言葉にクロ―ゼは微笑みながら答えた。



ボース方面行き定期飛行船、まもなく離陸します。ご利用の方はお急ぎください。



「さて………出発の時間が来たようね!みんな、行こう!」

離陸の放送が聞こえたエステルは仲間達を促して、飛行船の中に入って行った。エステル達が飛行船の中へと入り、その場にはプリネしかいなくなった。

「………………ヨシュア。…………レーヴェ。………………絶対にあなた達を闇から救って見せる…………!」

決意の表情で空を見上げて呟いたプリネは、その後飛行船の中へと入って行った。



そしてエステル達は次なる目的地、ボースへと向かった…………………









[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ