第59話(4章終了)
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性や自我はありますし、皆さんと同じように飲んだり食べたりすることもできますよ?」
「ほう…………どうやら普通の幽霊とは違うようだな。……見た所、槍に座っているようだが、その槍で戦うのか?」
リタの説明を聞いたジンはリタが座っている槍――”魔槍ドラブナ”に目を向けて、尋ねた。
「ええ。それと冷却魔術も使えますし、戦闘ではお役に立ちます。皆さんの足手纏いにはなりませんので、どうか同行を許してくれませんか?」
「そんなのこっちが頼みたいぐらいよ!これからよろしくね、リタ!それとあたしの事は”エステル”でいいよ!……まさか幽霊の友達までできるとは思わなかったけど。」
「フフ、ありがとう、エステル。私も貴女の”友達”として、貴女の力になるね。”魔槍のリタ”、これより貴女達の旅を助力させて頂きます。」
エステルの笑顔を見たリタは可愛らしく微笑んで頷いた。
「ハア……闇夜の眷属に精霊、幻獣、竜に天使、魔神、そしてついには幽霊とも親しくなるなんて、あんたは一体どれだけの種族と親しくなるつもりよ………この様子だと、その内”神”とも親しくなるか、契約をするんじゃないかしら?」
「フフ……それがエステルさんなんでしょうね。」
疲れた表情で溜息を吐いて呟いたシェラザードの言葉にクロ―ゼは微笑みながら答えた。
ボース方面行き定期飛行船、まもなく離陸します。ご利用の方はお急ぎください。
「さて………出発の時間が来たようね!みんな、行こう!」
離陸の放送が聞こえたエステルは仲間達を促して、飛行船の中に入って行った。エステル達が飛行船の中へと入り、その場にはプリネしかいなくなった。
「………………ヨシュア。…………レーヴェ。………………絶対にあなた達を闇から救って見せる…………!」
決意の表情で空を見上げて呟いたプリネは、その後飛行船の中へと入って行った。
そしてエステル達は次なる目的地、ボースへと向かった…………………
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