第59話(4章終了)
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ましたから、”私個人”としての恩を返したいですし……何より、エステルさんとヨシュアさんの力になりたいんです。」
「プリネ………ありがとう!」
「ハハ。心強い仲間が増えたな。」
プリネの話を聞いたエステルは笑顔になった。また、ジンは笑いながらプリネ達の加入を快く迎えた。
「フフ……また一緒に旅ができるね、ツーヤちゃん!」
「うん……また、よろしくね、ミントちゃん。」
ミントは嬉しそうな表情でツーヤに話し、ツーヤも微笑んで頷いた。
「フフ……それにレンが大分迷惑をかけてしまったようですし、姉としての責任もとっておきたかったから、お礼なんて良いですよ。……本当ならリフィアお姉様やエヴリーヌお姉様も手伝いたかったようなのですが、お2人はユイドラの件の会議でお忙しくて……」
「あ、あはは……プリネが気にする事ないって!それにリフィア達だって、色々あるだろうし、別にいいわよ。あ、そう言えば、プリネ。一つ気になったんだけど。」
申し訳なさそうな表情で話すプリネを見て、エステルは苦笑した後、ある事が気になり、尋ねた。
「なんでしょうか?」
「ツーヤの叙任式でプリネ、自分のミドルネームで”K”ってあったけど、あれって、どういう事??以前名乗った時はミドルネームなんてなかったよね?」
「………ええ。少し事情があって、ある名前の頭文字だけを今、名乗る事にしたんです。」
「ふ〜ん………それでその名前って?」
「……今は言えません。ですが、いつかは教えますので。」
エステルに尋ねられたプリネは一瞬辛そうな表情をした後、凛とした表情で答えた。
「プリネにも事情があるのね………わかったわ!それでツーヤはわかるけど、なんでリタまで??」
プリネの答えに頷いたエステルはリタを見た。
「…………私にはある事情があって、この世界に来たんです。」
「ある事情って??」
そしてリタはエステル達にゼムリア大陸に来た理由を説明した。
「し、死した魂が集まる場所、そして”冥王”………まさかこっちの世界では幻想みたいな存在があるなんて…………神や天使が実在するといい、異世界はなんでもありね………」
「こ、こんなガキがその門番って……し、信じられねえ………」
リタの説明を聞いたシェラザードは驚いた後疲れた表情で溜息を吐き、アガットは信じられない表情でリタを見ていた。
「フフ……私はこう見えても、”幽霊”ですから数百年は生きていますから、子供ではないですよ?」
「ふ、ふええええ〜!?リタちゃんって、幽霊さんなの!?」
リタの話を聞いたティータは驚いた表情で尋ねた。
「フフ、できればそんなに怖がらないでもらえるとありがたいです。幽霊といっても理
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