外伝〜獣の魔神の試練と契約〜前篇
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っ!?」
「カハッ!?」
カファルーの攻撃を受けたエステル達はそれぞれダメージを受けると共に吹っ飛ばされた!
「クッ………!」
ダメージを受け、吹っ飛ばされたエステル達だったが、テトリの失った魔力や闘気、さらには傷や体力を自己再生させる魔術を受けたお陰で負った傷が少しづつ回復し、呻きながらも立ちあがった。
「やっぱり魔神だけあって、強いわね……けど、絶対あたし達の力を認めさせてやるわ!」
「フフ、その意気よ、エステル。…………癒しの風!!」
意気込むエステルを見て、ニルは微笑んだ後、治癒魔術を自分達にかけた。
「でも、どうしましょう?いくら攻撃しても、あまり効いていない様子ですし………」
「そんなの、何度でも攻撃すればいつかは倒れるわ!」
(そうだ。この程度で泣きごとをいうな。)
不安そうな表情をしているテトリにエステルとサエラブはそれぞれ元気づけた。
(大いなる戦意の祝福!!)
そこにパズモは自分達に魔術をかけた!
「ありがと、パズモ!」
(全員の身体能力をあげても、それでも勝利の確率は低いわ。油断しないで、エステル。)
お礼を言うエステルにパズモは警告した。
「グオオオオオオ!!」
そしてカファルーは何かを溜めるような動作をした後、エステル達に向かって口から溜める事によって威力が倍増したすざましい炎を吐いた!
(させない!)
「させませんわ!」
カファルーの攻撃に気付いたパズモとニルはエステル達の前に出て、簡易結界を貼った!
(クッ………)
「結界で防御しても一部は防げないなんて………なんて、炎!!」
結界でエステル達を守っているパズモ達は防御していても、結界を越えて自分達を襲う炎に受けて、熱さに呻きながらも防御していた。
「癒しの闇よ!闇の息吹!!」
「母なる大地の力よ………大地の恵み!!」
ダメージを受け続けているパズモとニルを見たエステルとテトリは2人に治癒魔術を放った。
(不味いな……このまま防いでいては、防戦一方の上いずれ破られるぞ………)
「それぐらい、わかっているわ!(どうしよう……何か手は………)」
サエラブの念話にエステルは答えた後、心の中で焦った。
「ママ。」
「?どうしたの、ミント。」
そこにミントがエステルに話しかけ、話しかけられたエステルは首を傾げて尋ねた。
「ミントがどんな姿になっても、ママは怖がらない?」
「?何、当たり前の事をいっているの?ミントは例えどんな姿になってもあたしの”パートナー”よ!」
「そっか……ありがとう、ママ。」
エステルの答えを聞いたミントは微笑んだ後、決意の表情になり、そし
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