第一章〜特務支援課〜 第1話
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新たに配属される事になった方がいるのですか?」
自分の疑問に答えたセルゲイの話を聞いたロイドは呆け、エリィと共に目を丸くしたティオはセルゲイに訊ねた。
「ああ。―――喜べ、新人共。今回来る追加の人員は配属期間は短いがあの”風の剣聖”とも見劣りしないベテランだから、そいつの配属期間の間にそいつから色々学ぶといい。」
「ええっ!?」
「あのアリオスのオッサンとも見劣りしないベテランって……一体どんな奴なんッスか?」
「もしかして捜査一課の誰かですか?」
口元に笑みを浮かべて答えたセルゲイの話を聞いたエリィは驚き、ランディは信じられない表情をし、ロイドが目を丸くして訊ねたその時
「うふふ、アリオスおじさんと同レベルに見られているなんて、警察内でもレンは結構高評価されているようね♪」
レンがビルに入って来た!
「え…………こ、子供??」
「まさか貴女が”追加の人員”なんですか?」
レンの登場に一瞬呆けたエリィは戸惑い、ティオは不思議そうな表情で訊ね
「レン!?君までクロスベルに来ていたのか………!」
「何だ、知り合いなのか?」
驚きの表情でレンを見つめるロイドにセルゲイは目を丸くして訊ねた。
「え、ええ………―――!そう言えば以前ウルスラ間道でエステル達と再会した時、『近い内にとんでもない助っ人が特務支援課に来る』って言っていたけど……まさか君が追加の人員なのか!?」
「クスクス、鈍感なロイドお兄さんでもそのくらいの事にはさすがに気づくわね♪――――遊撃士協会ロレント支部所属A級正遊撃士レン・ブライトよ。短期間だけど今日から遊撃士の仕事はお休みして”特務支援課”に配属になったからよろしくね♪」
驚いている様子のロイドの確認の言葉にレンは微笑みながら答えた後自分の事を知らないエリィ達に自己紹介をした。
「遊撃士だぁっ!?オイオイオイ……!何で俺達の商売敵が俺達の所で働くんだよ!?」
「しかもA級正遊撃士と言う事はあのアリオスさんと同じランクと言う事になりますね……」
「ちょ、ちょっと待って!レンちゃん、だったわよね?貴女、今年でいくつになるのかしら?確か遊撃士に就けるのは16歳からのはずだけど……」
レンの自己紹介を聞いて驚いたランディは疲れた表情で指摘し、ティオは目を丸くし、エリィは声をあげて制止した後信じられない表情でレンを見つめた。
「やん♪レディに年齢を聞くのはご法度よ、お姉さん♪」
「いや、見た目は子供にしか見えない君が遊撃士と知れば常識的に考えれば誰でも疑問に思う事だから。―――レンは幼い頃にあのアリオスさんと同じ”八葉一刀流”の”皆伝”を貰った事からレンの強い希望もあって、遊撃士協会が”特例扱い”で
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