異伝〜遥かなる記憶 第3話〜(4章開始)
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に、ルフィナ。これは私のカンなんだが…………ひょっとしたら彼は………」
「………あなたと同じように”聖痕”が顕れるかもしれない?」
「ふむ………選ばれぬ身でそれに気付くか。………つくづくお前が守護騎士の一人であったらと改めて思い知らされるよ。」
自分の言葉の続きを答えたルフィナをセルナートは感心した後、残念そうな様子でルフィナを見つめた。
「ふふ………いくら親友でも誉めすぎよ。武術も法術も十人並………正騎士になれただけでも上出来と言えるくらいだわ。」
「そう思っているのはお前だけさ。それに例の”蛇”が絡んだ事件………尋常ではない使い手が相手だったそうじゃないか。それを見事にあしらって解決に導いたと聞いているぞ。」
「ふふ、あれは相手が弁えた人だったから落とし所に持っていけただけよ。でも、ケビンは違う。私なんか比べ物にならないほど優れた素質を持っているわ。でもね………」
守護騎士セルナートに感心されたルフィナは苦笑して答えたが
「………あの子は優しすぎるのよ。優しすぎて………自分を追いつめてしまうくらいに。」
悲しげな雰囲気を纏わせて語り、ケビンの未来を心配していた―――――
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