第57話
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ステル。カファルーはエステルを戦いによって見極めようとしている。ラーシェナのように力を貸すべき者かどうかを。」
「へ!?そのラーシェナっていう人の事はわかんないけど、もしかして契約をしてくれるの!?」
エヴリーヌはカファルーを見つめて静かに頷いた後、エステルに説明し、説明されたエステルは驚いて尋ねた。
「契約できるかはエステル次第だよ。カファルーはそう簡単に倒せる相手じゃないし。下手したら死んじゃうよ、エステル。」
「じょ〜と〜じゃない!いつか”魔神”とも契約したいと思ってたもの!こんな絶好の機会、逃す訳にはいかないわ!……あたし1人で戦えばいいの?」
エヴリーヌに言われたエステルは不敵な笑みを浮かべて答えた後、尋ねた。
「ううん。エステルが今までの旅で契約した守護精霊達やミントなら一緒に戦っていいと思う。カファルーは人間と闇夜の眷属――他種族との”共存”が本当にいいのか見てみたいだろうし。」
「そっか……みんな!カファルーとはあたしとミント達だけで戦うわ!」
エヴリーヌの説明に頷いたエステルは仲間達を見て言った。
「正気!?エステル!相手は”魔神”よ!?」
「お、お姉ちゃん!?大丈夫なの……?」
「あの獣……ハンパじゃない強さだぞ……」
エステルの言葉を聞いたシェラザードは驚き、ティータは心配し、アガットは警戒した表情でカファルーを見ていた。
「大丈夫よ!このくらいの試練を越えなきゃ、”結社”や”執行者”達を倒せないわ!」
「ハハ……エステルらしいと言えば、らしいな。」
「フム、そうだね。ではボク達はエステル君達を信じて観戦するとしよう。」
エステルの言葉にジンは豪快に笑い、オリビエは頷いた後シェラザード達を促した。
「お姉ちゃん………ミントちゃん…………」
「お気をつけて、エステルさん、ミントちゃん………」
「エステル……死ぬんじゃないわよ………」
ティータやクロ―ゼは心配そうな表情でエステルとミントを見て、シェラザードはエステルに声をかけた後、アガット達と共に下がった。
「ミント!いいわね!?」
「うん!成長した事で新しく得たミントの力、ママにも見せてあげる!」
エステルに尋ねられたミントはリフィアから授けられた神剣――エスぺランサーを鞘から抜いて、戦闘態勢に入った!
「……みんな!力を貸して!」
そしてエステルはパズモ達を召喚した!
(フウ………ついに”魔神”までもが興味を持つなんて…………厳しい戦いになるけど、私達の”共存”を見せてあげましょう!)
(クク……今度の相手は獣の”魔神”か…………!新たに得た力を試す相手として、絶好の相手だ……!)
「ぴ、ぴええええ〜
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