外伝〜誓いの神剣(リブラクルース)〜
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にいつか会えるわ!あたしだって離れてしまったヨシュアを捜しているけど、絶対に見つけて連れ戻して見せるわ!だからあなたも諦めないで!」
剣にエステルは太陽のような笑顔で微笑んで言った。
(フフ……何でだろうな?……何の根拠もないのに君なら”俺”とサティアを再び出会わせてくれそうな気がする………ありがとう………いつか”俺”が君と出会う時が来る事を楽しみにしている………存分に”俺”の力を使ってくれ………)
「うん!」
そしてエステルが剣の柄を掴んで剣を上へと掲げたその時、剣は眩い光を放ち、眩い光にエステルは目を閉じた。
〜メンフィル帝国・王都ミルス・マルーダ城内・謁見の間〜
「……ステル!」
「……マ!どう……の!?」
「う………ん……?あれ??」
自分を呼ぶ声にエステルは気が付いた。
「ようやく気付いたか……急に反応がしなくて心配したぞ……」
気が付いたエステルを見たリフィアは安堵の溜息を吐いた。
「リフィア……あたし、一体どうしちゃったの?」
「どうしたもこうしたも……それはこちらが聞きたいぞ。その剣に触れて急に放心したようだが……何があったのだ?」
「へ……?な、何でもないわよ!なんかこの剣から凄く神々しい雰囲気が感じられたから、あたしなんかが本当に使ってもいいのかな〜って思っただけよ!」
首を傾げているリフィアにエステルは笑って誤魔化した。
「フム、そうか。それより、その剣の名はどうする?ミントが持つ剣のように神気を纏っているから、恐らく名のある神剣なんだろうが………生憎、元の持ち主はわからんと言ってたしな。」
「ママの剣もミントみたいにウィルさんにまた付けてもらう?」
(うっ……もう勘弁してくれよ………)
リフィアはエステルに尋ね、ミントが尋ねた言葉を聞いたウィルは溜息を吐いた。
「……名前なら決まっているわ。」
「ほう?」
(……どんな名前にしたの、エステル。)
エステルの言葉を聞いたリフィアは驚いた表情をし、パズモは尋ねた。
「――”誓いの神剣”……またの名を”リブラクルース”。これが今日から使うあたしの剣の名前よ!」
「”誓いの神剣”……素敵な名前だね、ママ!」
「うむ。よい名だ。」
エステルの説明を聞いたミントは笑顔をエステルに向け、リフィアは頷いた。
(…………どうしてその名にしたの、エステル…………?)
そしてシルヴァン達の前から下がったエステルにエステルの中に戻ったパズモが念話を送った。
(パズモ。サティアさんって凄く素敵な人ね。操られていても、その人の事を信じ続けたんだから。悲しい最後だったけど……いつか2人はまた出会えて、
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