第56話
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のように、君にとってかけがいのない存在であるエステルを支え、そして民を守ってくれるか?」
「はい!ミントはママの事、大好きでずっと支えますし、遊撃士でもあるから”国”に拘らず、民間人を守ります!」
シルヴァンに尋ねられたミントは頷いた後、笑顔で答えた。
「フッ、母上とはまた違った”聖騎士”になるかもしれないな。……リフィア。」
「ウム!ミント・ブライト。」
「はい!えっと……ツーヤちゃんみたいにすればいいの?」
「ん?ああ。」
リフィアの言葉を聞いたミントはツーヤのように、その場で片膝をついて跪いた。
「ミント・ルーハンス・ブライト。これよりお主は”ルーハンス”を名乗る唯一人の者にしてルーハンス家の当主だ。その名を誇りに民を守り、そしてお主の”パートナー”であるエステルを支えていくがよい!」
「はい!」
そしてリフィアはミントにルーハンス家の紋章が描かれてある白銀の外套を羽織らせ、首飾りをかけた。。
「……”断罪の聖騎士”の名を受け継ぐ娘に歓迎の祝福を!」
パチパチパチパチパチ………!
シルヴァンの言葉をきっかけにその場にいる全員が大きな拍手をした。
「おめでとう、ミントちゃん!」
「ふ、ふえ〜……ミントちゃんまで貴族になるなんて……2人が遠くかんじちゃうよ……はう〜………」
「そうですね………孤児院にいた頃が懐かしいです……」
ツーヤは拍手をしながら笑顔で祝福の言葉をミントにかけ、ティータは驚きの表情をした後、溜息を吐き、クロ―ゼはティータの言葉に頷いた後昔を思い出すかのように遠い目をした。
「ハハ、貴族の遊撃士という前代未聞な遊撃士ができてしまったな。」
「フン。今回の件で調子にのらなきゃいいけどな。」
ジンは豪快に笑いながら拍手をし、アガットは鼻を鳴らしてミントを見ていた。
「フフ………まさかシルフィア様の名を受け継ぐ娘が現れるなんて、思わなかったわ……」
「はい。でもシルフィア様ならきっと微笑んでミントさんがご自身の名を受け継ぐ事を喜ばれるでしょうね……」
「…………そうかもしれないな。」
イリーナとペテレーネは微笑みながらミントを見て呟き、リウイは口元に笑みを浮かべて頷いた。
「ママ、これからもよろしくね!ずっとママを支え、そしてママと一緒に民間人を守っていくよ!」
「あはは………まさかミントがあたしより身分が高くなるなんてね………でも、例え身分が変わろうとも貴女があたしの”パートナー”である事には変わりないわ!これからもよろしくね!」
「うん!」
エステルに笑顔を向けられたミントも笑顔で返した。
「フフ……エステル。そういうお前も他人事ではないぞ?」
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