第54話
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り、接してもらえないでしょうか?」
「当り前だよ!だって、ツーヤちゃんはミントとティータちゃんの友達なんだから!」
「う、うん!ミントちゃんの言う通り、外見が代わったり、偉くなってもツーヤちゃんはツーヤちゃんだもの。」
「ありがとう、ミントちゃん、ティータちゃん。」
ミントとティータの言葉を聞いたツーヤは微笑んだ。そしてプリネとツーヤはレンと同じように広間の横に移動して、静かに待った。
「やっほ。久しぶりだね。」
そして少し時間が経つと今度はエヴリーヌがプリネ達と同じように広間に入って来た。
「エヴリーヌ!久しぶり!そう言えば、あたしが渡した剣を直すために遠い所まで行ったって聞いたけど……剣、直った?」
「ん。ちゃんとウィルが直して、今日持って来たよ。エステル、運がいいね。」
「へ………?」
エヴリーヌからどこか聞き覚えのある名前が出た事にエステルは首を傾げたその時
「……君がリフィアとエヴリーヌが言っていたエステルさんか。」
「フフ……まさかこんな形で会う事になるとは思いませんでしたね、ウィル。」
「やれやれ………ウィルみたいな同類が他にもいたなんてね………」
ウィル、セラウィ、エリザスレインが広間に入って来てエステル達に近付いた。
「えっと……?」
ウィル達を見たエステルは首を傾げた。
「初めまして。俺の名はウィルフレド・ディオン。みんなからは”ウィル”って呼ばれているからよければ、エステルさん達もそう呼んでくれないかな?」
「ウィルの妻のセラヴァルウィ・ディオンです。皆さんからは”セラウィ”と呼ばれていますので、ウィルと同じようにそう呼んで下さい。」
「………エリザスレインよ。ウィルやセラウィ、そして貴女が契約している”炎狐”の仲間よ。」
自分達を見て首を傾げているエステル達にウィル達は自己紹介をした。
「え!?じゃあ、貴方がサエラブが言っていたウィルさん!?」
「”ウィル”でいいよ。その代わり、君の事も”エステル”でいいかな?」
「う、うん……そうだ!サエラブ!」
ウィルの言葉に頷いたエステルはサエラブを召喚した。
「やあ、久しぶり、永恒。」
「お久しぶりですね。」
(……久しいな。ウィル、セラウィ。それとエリザスレイン。天使のお前がこの場にいるのは驚いたぞ。)
懐かしそうに話しかけて来るウィルやセラウィに口元に笑みを浮かべて答えたサエラブはエリザスレインを見た。
「……私はユイドラ近辺の種族の代表として、ウィルがメンフィルに騙されないよう、見張る事とウィル達を守るために一緒に来ているだけよ。」
(ほう……以前は共に戦っていた時も一線を引いて接していたお前も変わっ
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