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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
見ないでください!!
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さんのズボンを服に変えてた時は、煙出てこなかったな。てかそれなら俺の時もそういう風にしてほしい。

「「「「「オォッ!!!!!」」」」」

しばらくすると煙が晴れ、視界が広がっていく。そしてこちらをガン見していた男たちは、一斉に歓喜の声をあげていた。

「くっ・・・一体どんな格好を・・・」

皆さんの盛り上がり方が半端じゃなかったので、相当にやばい格好にさせられていると感じ取った俺。なので視線を下げ、自らの姿を確認すると、絶句した。

「こ・・・これは・・・」

思わず腕を用いて体を隠す。俺の服は先ほどまでの虹色のボーダー柄のラッシュガードから、紺色のどこかの学校で着るような水着、いわゆるスクール水着になっている。

「ちょ・・・み・・・見ないでください!!/////」

ギルドにいる全員にそう牽制する。しかも今日はギルドに街の人たちが大勢来ている。その理由は間違いなく女性陣が水着姿でウェイトレスをしているからだろう。仲間にこんな格好を見られるだけでも恥ずかしいのに、マグノリアの人に見られるなんて、本当に恥ずかしい。穴があったら入りたいとは、まさしくこの事であろう。

「ウフフ♪シリルちゃん可愛い!!」
「ひぃぃぃぃ!!」

背後から忍び寄ってきていたソフィアが舐めるようにお尻を触ってくる。その気色の悪い触り方に鳥肌を立てながら悲鳴を上げる。

「すごいよシリルちゃん。いつもより超柔らかい♪」
「や・・・やめて・・・」

逃げられないように羽交い締めにしながら身体中をベタベタ撫で回してくるソフィア。その不様な姿をギルドにいるすべての人たちが嬉しそうに見ているため、もう恥ずかしくて悔しくて泣きそうである。

「ソフィアダメ!!」
「あぅ!!」

なおも撫で回してくるソフィアに対し、思いきり平手を咬まして救出してくれた天使が現れた。

「あ!!ごめんソフィア」
「だ・・・大丈夫・・・」

その天使はすぐに冷静さを取り戻したらしく、自分が叩いた女の子の心配をしている。優しいな、ウェンディは。

「シリルは?大丈夫?」
「大丈夫!!・・・なわけないじゃん・・・」

ソフィアが大丈夫だとわかるとすぐにこちらに飛んでくる天竜。心配して下から覗き込む少女の上目遣いに癒され、誤魔化されそうになったが、こんなの大丈夫なわけがない。俺の精神は崩壊しそうだ。

「シリル、泣かないの」
「泣いてないです!!」

ショックで肩を落としていると、後ろからジュビアさんに抱き締められる。その感触が異様に柔らかく、ちょっとドキとした。

「あらあら、なんだか姉妹みたいね」
「いいえ、親子です」
「いや、姉弟の方だと・・・」
「どれも間違ってますよ!?」

髪色が似ているからなのだろうか、
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