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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
見ないでください!!
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持っているような表情のソフィア。だけど、俺は言われた通りの水着に着替えているのだから、文句を言われる筋合いはないのだけど。

「なんでラッシュガードなんか着てるの!?露出が全然足りないよ!!」
「何!?」

ソフィアは俺がラッシュガードを着ていることに納得がいかないらしい。俺だってこんなの着たくて着てるわけじゃない。ただ。ミラさんに海パンだけじゃダメと言われたから、仕方なく着てるだけだ。

「そうですよ、シリル」
「私たちは水着にエプロンなのに」
「シリルだけ露出が少ないなんて不公平だよ!!」

すると、ジュビアさんにリサーナさん、さらには意外や意外、そんな文句を言いそうにないレビィさんまで参戦してくる。

「だってミラさんが・・・」

責められて返しが難しくなったので、それとなくミラさんに責任転嫁してみる。それを受けてミラさんが、いつも通りの笑顔でこう答えた。

「だってシリル、それしか水着ないんだって」

妖精の尻尾(フェアリーテイル)に加入する際、古くなり、使えなくなったものは極力捨ててきた。なので、水着はこの海パンにエルザさんに押し付けられたラッシュガードくらいしか持っていない。だから皆さんになんと言われようとも、この格好でいるしかないんだ。

「そっか。それならそうと最初から言ってくれればよかったのに」

ミラさんから俺の水着事情を聞いたソフィアはニタラニタラとだらしないくらい嫌な感じの笑みを浮かべている。少女は親指と人差し指でひし形を作ると、それを俺にロックする。

「げぇ!?」

その動作には覚えがある。以前やられた時は大観衆の前でやられたこともあり、大変恥ずかしかった記憶がある。ましてや今は近くにウェンディがいる。こんなところであいつの魔法を喰らったら、色々と終わる!!

「水竜の鉄拳!!」
「返し!!」
「フギャッ!!」

身を守るための正当防衛策に打って出る。しかし、それはソフィアに読まれていたらしく、どこから現れたのか理解できない足技により、あっさり跳ね返されてしまった。

「それ!!」
「しま――――」

ポフンッ

体勢を崩されたことでもはや逃げるすべがなくなってしまった。その結果、ソフィアの魔法『女の子は誰だって可愛く(笑)』を浴びてしまい、一瞬のうちに煙に包まれた。

「ゴホゴホ!!この煙なんとかならないの!?」

相変わらず意味があるのかないのかわからない白い煙を発生させるソフィア。それのせいで涙目になりながら咳き込む俺の身にもなってほしい。

「だって!!煙で隠れてた方が見えたとき興奮するでしょ!?」
「知らん!!それは知らん!!」

どうやらこの煙はソフィアの力量によっては発生させないことも可能らしい。そういえばグラシアン
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