見ないでください!!
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認められているが、ソフィアは丁度その年齢にあたる。つまり、お酒に慣れていない!!きっとカナさんが勝つだろうと思いながら二人の飲み比べを見ていると、とんでもない結末になってしまった。
「うぅ〜・・・もうダメ・・・」
「「「「「カナ(さん)!?」」」」」
いつだかのバッカスさんとの飲み比べの時のように、目を回しながら床に沈んでいくカナさん。その隣では、ソフィアが勝利を確定させる最後の一杯を飲み干していた。
「イェーイ!!ウィナー、ソフィア!!」
両手を高々と上げて勝鬨をあげる銀髪の少女は、近くにいた仲間たちとハイタッチを交わしている。その顔にはお酒を飲んだ際に表れる赤みなど一切なく、圧倒的勝利だったことを物語っていた。
「カナさん」
「大丈夫ですか?」
「う〜ん・・・」
一方敗者である妖精をウェンディと一緒に揺すってみるが、よほど酔いがひどいのか、目覚める様子が全くない。
「あらあら、大変ね」
その様子を笑顔で見つめているのはミラさん。いやいや、笑い事じゃないんですけど。
「それじゃあ!!ソフィアが勝ったから、妖精の尻尾の女の子のみんなは、水着に着替えてきてね!!」
「「「「「うっ・・・」」」」」
正直やりたくない気持ちがあるのだが、こちらに有利な戦いだったにも関わらず負けたのだから、約束を破るのはギルド的にやりたくない。なので、留学でいないルーシィさんとエルザさんを除いた女性陣+勝手に賭けの対象に入れられていた俺が水着にエプロンを着て一日ウェイトレスをすることになったのだった。
「わぁ♪ウェンディちゃんのお尻超いい!!」
「きゃっ!!」
慣れない手つきでギルドに食事に来た街の人たちに料理を運んでいるウェンディのお尻をタッチするソフィア。突然のことで料理を運んでいた天竜はそれを落としそうになっている。
「危ない!!」
ソフィアに呼ばれていた俺は咄嗟にウェンディが落としかけていた料理をキャッチする。
「ありがとう、シリル」
「どういたしまして」
ウェンディの持っているお盆に料理を載せ直し、少女はお客さんに方へとおぼつかない足取りでそれを運んでいく。そんな彼女も水着なものだから、彼氏として周りの野郎にそんな格好を見られるのが嫌で集中できない。
「ねぇ、シリルちゃん?」
「何!?」
半ば怒鳴り気味に名前を呼ぶ少女に向き直る。元はと言えばこいつがカナさんに勝負を吹っ掛けなきゃ、こんなことにはならなかったのに・・・
「何?その格好」
「え?」
俺の格好に疑問を
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