見ないでください!!
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なのにお互いに息が上がりまくってる変態コンビ。乱れた服を直しながら、ソフィアがある提案をカナさんにする。
「カナさん・・・どうせなら勝負しない?」
「勝負?」
何の脈絡もなく不意に挑まれた勝負。挑んだ者はうなずくと、大きく両手を広げてとんでもない賭けを仕掛けてくる。
「ソフィアが勝ったら妖精の尻尾の女の子、今日一日全員水着でウェイトレスさせて!!」
「「「「「えぇぇぇぇぇぇ!?」」」」」
いきなりギルド全体を巻き込んだ賭けを提示してくるソフィア。それを聞いたカナさんは、動揺しまくってる女性陣とは真逆で、何やら不敵な笑みを浮かべている。
「私が勝ったら?」
「ソフィアたちが水着でウェイトレスするよ」
「乗った!!」
「「「えぇぇぇぇぇぇ!?」」」
今度は人魚の踵の留学生たちが絶叫する。それだけ勝手なことを彼女たちは言っているのだ。
「ソフィアまたやるの!?」
「私たちを巻き込まないでよ!!」
「いいじゃん!!ラミアでもセイバーでも勝ってるんだから!!」
どうやらソフィアはここに来るまでの二つのギルドの留学でも、同様に仲間を賭けての勝負をやって来たらしい。そりゃあ不満も溜まりますよね、いくらなんでも。
「ソフィアが勝ったらシリルちゃんの水着姿も拝めるよ!!」
「まぁ・・・」
「そういうことなら・・・」
「しょうがないな・・・」
「えぇぇぇぇぇぇ!?」
いつの間にか俺まで巻き込まれていることに驚きを隠せない。しかも向こうも了承してるし、なんなんだよこれ!!
「何で勝負するんだい?」
「カナさんが選んでいいよ」
やけに余裕があるらしく、 勝負種目を相手に委ねるソフィア。でも、それならカナさんには必勝の勝負がある!!
「カナさん!!お酒で勝負しましょう!!」
「そうよ!!それなら絶対勝てるわ!!」
意地でも水着エプロンなんかしたくないジュビアさんとリサーナさんが、俺と同じように考えたらしくそう言う。
「言われるまでもないよ!!この勝負、私が勝つ!!」
「ふふ〜ん♪その余裕、いつまで持つかな?」
勝負種目も決したところでカウンターへと腰かける二人の魔導士。
「いいかい?酔い潰れた方の負けだよ」
「もちろん!!わかってるよ!!」
互いに視線を交わらせ、火花を散らす女性たち。後ろでは絶対にギルドで水着になりたくない賭けの対象たちが声援を送っている。
「どっちが勝っても!!」
「俺たちラッキー!!」
「父ちゃん・・・」
一方ただで女性たちの水着姿が拝めるとあって、男性陣は大盛り上がり。でも、この勝負はカナさんが有利なのは言うまでもない。フィオーレでは15歳から飲酒が
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