外伝〜魂の覚醒、奇跡の復活〜
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「……もし私達と一緒になれば、私達の技を受け継ぐ事ができて、貴女にとっても今後の為に良い事かもしれないけど、一つだけ欠点があるわ。」
「欠点??」
ラピスの言葉にエステルは首を傾げた。
「………ラピスお姉様が危惧しているのは私達の記憶を受け継ぐ事によって、エステルが”エステル”としていていられるかを心配しているのだ。」
「……………………そっか、ありがとう。じゃ、一緒になりましょうか!」
リンの話を聞いたエステルは少しの間考えていたが、明るい笑顔を2人に見せて言った。
「え………?」
「何……?」
エステルの答えに2人は驚いてエステルを見た後、尋ねた。
「………どうしてそんな簡単に私達と一緒になろうと思った。」
「リンの言う通りよ。………どうして、そんなにすぐに答えが出せたのかしら?」
エステルが答えを出し、2人に尋ねられたその頃、プリネやイリーナも同じ答えをそれぞれが相対している人物に答え、それぞれの人物達に尋ねられた。
〜???・プリネ〜
「本当にいいのですか?私と一緒になれば、今までの”貴女”でなくなるんですよ?」
「ええ。だって………」
〜???・イリーナ〜
「貴女はペテレーネの娘――プリネの傍に仕える事が夢だったんでしょう?それがもうすぐ叶いそうなのに、本当にそれでいいの?リウイが貴女が”私”の記憶を取り戻したと知れば、きっと貴女を愛し、そして貴女も陛下を愛し、陛下のお傍にいる事を望むわ。、貴女はそれでいいの……?」
「はい。プリネ様はツーヤちゃんがずっと支えてくれます。……私が陛下を思う気持ちは例えイリーナ様の影響を受けたとしても、陛下を愛するこの気持ちは本物です。それに………」
そしてエステル、プリネ、イリーナは全く同じ言葉をそれぞれの相対している人物達に言った。
「「「わたし(あたし)は貴女(達)。貴女(達)はわたし(あたし)。それだけです(よ)。」」」
〜???・エステル〜
「「………………………」」
エステルの言葉を聞いた2人は黙ってエステルを見ていたが
「………確かにお前の言う通りだな。」
「ええ。フフ………陛下達がエステルが私達の記憶を持っていると知れば、どう思うのかしらね?」
リンは口元に笑みを浮かべ、ラピスは優しげに微笑んだ。
「ねえねえ、一緒になるならなるでさっさとなりましょ!あたしにはまだやる事がたくさんあるんだから!」
「はいはい。……リン。」
「はい、ラピスお姉様。」
そして2人はエステルの手を握った。
「……できれば、これからも陛下の良き友人でいてあげてね。」
「……陛
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