第49話
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ていたけど、まさか……!」
「そ♪レン達、メンフィルに刃を向けたんだから、”死”という名の”罰”を与えないと……ね♪」
信じられない表情で驚いているエステルにレンは凶悪な笑みを浮かべて答えた。
「まさか、メンフィルは犯人を殺害するつもりなのですか……!?」
「………………………!!」
信じられない表情で尋ねたクロ―ゼの推測にシェラザードは驚いた後、表情を青褪めさせた。
「ええ。まあ、ただでは死なせないつもりだから、安心していいわよ?捕まえて、拷問して『結社』の情報を全て吐かせてから殺すつもりよ♪勿論、エステル達には犯人捜しを手伝ってくれたお礼としてその時、手に入れた情報を教えてあげるわ♪」
「……………………」
楽しそうに話すレンのとんでもない言葉にエステル達は言葉を失い、黙っていた。
「さて…………受付さん。レン達の依頼は勿論、受けてくれるのでしょう?エステル達がこれからしようとしている事とほとんど似ているんだから。しかもレン達、メンフィルも今回の犯人捜しに手を貸すんだから、人手は多い方がいいでしょ♪」
「………………………わかりました。依頼料はどのくらい出すのですか?」
小悪魔な笑みを浮かべたレンに尋ねられたアイナは重々しく頷いた後、尋ねた。
「うふふ………エステル達、全員に受け渡す形だから、分け前は仲好くしてね?犯人を見つけて、レン達に教えてくれた時は50万ミラ。犯人を捕らえて、レン達に引き渡してくれれば最低でもその2倍は出すわ♪」
「50万ミラに100万ミラ………前代未聞な依頼料ね…………」
「………もはや、賞金首扱いだな……………」
レンの話を聞き、アイナは信じられない表情で呟き、ジンは重々しく頷いて答えた。
「うふふ……じゃあ、頼んだわよ。今、ミストヴァルトはパパやルースお兄さんが率いている兵士さん達が犯人捜しをしているから、一般人は通してくれないけど、エステル達――遊撃士協会の関係者は通すようにはしてあるわ。だから、早く来てパパ達を手伝ってあげてね♪」
そしてレンがギルドを出ようとしたその時
「待って、レンちゃん!」
「?どうしたの、ティータ。」
ティータがレンを呼び止め、レンは首を傾げてティータを見た。
「レ、レンちゃんもまさか、犯人を許していないの………?」
「………当たり前でしょ?レンの”家族”を傷つけたんだから。………まあ、レンは手薄になっている大使館に残るから犯人捜しには参加できないけどね。……じゃ、今度こそ失礼するわ。」
そしてレンは今度こそ、ギルドを出て行った。
「………メンフィルが本気で動き始めるなんてとんでもない事になってしまったわね。」
「うん。…………どう
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