暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜特別模擬戦第二戦 VS魔人ティオ・プラトー〜
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”ってのは子供の頃からあんなチートじみた強さな奴ばかりなのかよ……!?」

「とてつもない魔力の持ち主ですね……」

(あれが”教団”の”力”か〜……後でオジサンかレクターにも教えようっと。)

戦いを見守っていたアリサは信じられない表情になり、クロウは表情を引き攣らせ、セレーネは呆け、ミリアムは真剣な表情でティオを見つめ

「よ、予想以上の結果でしたね……」

「そ、そうね。」

「ティオなら、案外早くレン達に追いつくかもね、くふっ♪」

「フッ、あの”力”を現時点で使いこなせる上、まだまだ伸びしろがあるのだから最終的に”重剣”達よりも強くなるかもしれんな。」

ツーヤとプリネは苦笑し、エヴリーヌとレーヴェは興味ありげな表情をしていた。

「お疲れ様、ティオちゃん。」

「やるじゃねえか、ティオすけ!」

「ハハ、相変わらず凄いなティオは……」

「”影の国”を経験していなかったら正直あの数相手には勝てなかったでしょうね。」

一方仲間達に勝利を祝福されたティオは冷静な表情で答えた。



「あ、あの!ティオさん……だったよな?一つ……いや、二つだけ聞きたい事があるんだけど………」

「?わたしにですか?」

その時呼び止めたリィンの声に気付いたティオは不思議そうな表情で振り向き

「お、何だ?もしかしてナンパか?」

「局長じゃないんですから、そんな訳がないでしょう……」

興味ありげな表情をしたヴァイスの言葉を聞いたロイドは呆れた表情をした。



「先程解放した”力”……ティオさんは自由自在に扱えるようだけど”獣”のような心に呑みこまれないのか?」

「リィン…………」

「………………」

ティオに対するリィンの問いかけを聞いたラウラは心配そうな表情で複雑そうな表情をして黙っているエマと共にリィンを見つめた。

「質問の意味がよくわかりませんが……”力”を解放しても、そんな事にはなりませんよ。まあ、元の姿に戻ったら疲労が襲ってきますが。」

「…………もう一つだけ。ティオさんは”力”を解放して、使う事に”畏れ”はないのか?」

「!…………最初はこんな”力”、なければいいと思っていましたが、ロイドさん達―――信頼できる”仲間”がわたしの事を受け入れてくれたので、そんな気持ちはなくなりましたね。」

リィンの問いかけに一瞬驚いたティオは静かな表情で答え

「信頼できる”仲間”…………」

ティオの答えを聞いたリィンは呆けた。



「――――貴方が何を抱えて悩んでいるかは知りませんが、見た所貴方にも多くの”仲間”達がいるんですから、意外と早く解決するんじゃないですか?」

「……ああ……そうかもしれないな………
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