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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜特別模擬戦第一戦 VSロイド&エリィ〜
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「ティ、ティオちゃん。」

「まあ、ティオすけの言う事も一理あるな。」

「あのな……二人とも本人を目の前で何て事を言っているんだよ……」

しかしジト目になったティオの毒舌にエリオットは驚いた慌てた様子で反論し、エリィは冷や汗をかき、ランディは口元に笑みを浮かべ、ロイドは呆れた表情をした。

「た、確かに言われてみればそうよね……」

「エリオットの容姿なら女装しても全く違和感はないな。」

「そだね。」

「ちょっと!?3人共なんてことを言っているの!?」

冷や汗をかいて納得したアリサと、静かな笑みを浮かべるユーシスの意見に頷いたフィーの答えを聞いたエリオットは驚きの表情で指摘した。そしてティオとガイウス達はそれぞれ対峙して武器を構えた。



「さすがに”今の状態”で前衛も無しで3人も相手をするのはちょっと厳しいので、ヴァイスさんの要望通り”本気”を出させてもらいます――――ハアッ!!―――覚悟はいいですか?」

ガイウス達と対峙したティオは内に秘めたる力を解放し、膨大な瘴気と魔力をさらけ出すと共に銀髪と紅の瞳の姿―――”魔人化(デモナイズ)”し、エリオット達を静かな表情で見つめた!

「ヒッ……!?」

「これは……!」

「…………!なんて霊圧……!」

変貌したティオを見たエリオットは悲鳴を上げ、ガイウスとエマは驚いた。



「なっ!?あれは……!」

「リィンが以前レグラムで見せてくれた”獣”のような”力”を解放した時の姿に似ているが……」

「ですがあの時のお兄様と違って、理性もありますよね……?」

「へえ?最上位魔族クラスの力はあるね?キャハッ♪」

ティオの姿を見たリィンは驚き、ラウラは真剣な表情になり、セレーネは戸惑いの表情で見守り、エヴリーヌは興味ありげな表情でティオを見つめていた。



「(あれが資料にあった”教団”の”儀式”や”グノーシス”によってあの娘に付与された”力”ね……まさか本当にあのヨアヒム・ギュンターのように使いこなせるなんて、正直驚いたわ……けどまあ、あの子達にとってはいい経験になるでしょうね。)……………―――双方、構え!」

変貌したティオの姿を真剣な表情で見つめていたサラ教官が声をかけると互いに武器を構え

「―――第2戦、始め!」

そしてサラ教官の号令によってガイウス達は”魔人化(デモナイズ)”したティオとの戦闘を開始した!





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