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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜特別模擬戦第一戦 VSロイド&エリィ〜
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放ったその時!
「これで決める! とう! はぁっ! とう! やぁ!」
エリィのクラフトによって加速したロイドがリィンに詰め寄ってトンファーでリィンを空へと打ち上げた後次々と追撃を叩き込み
「気高き女神の息吹よ…………力となりて、我が銃に集え…………」
ロイドがリィンを空へと打ち上げて追撃している間にエリィは銃口にリィンに標準を合わせて魔法陣を展開させた後エネルギーを溜め込み
「ライジング、サァ―――――ンッ!!」
ロイドは闘気によって発生した竜の頭の部分をその身に纏ってリィンに突撃し
「エアリアル―――カノンッ!!」
エリィは溜め終えたエネルギーをリィンに向けて放った!
「グアアアアアアッ!?ここまでか…………」
ロイドのSクラフト―――ライジングサンとエリィのSクラフト―――エアリアルカノンをまともに受けてしまったリィンは地面に叩きつけられると戦闘不能になり、地面に跪いた!
「―――そこまで!勝者、ロイド&エリィ!」
リィンが戦闘不能になるとサラ教官は戦闘終了の号令をかけた。
「ごめんなさい、リィン……先に倒れちゃって……」
「いや……俺もカバーが遅れてしまったし、二人がそれぞれ身につけている銃やレイピアに注意しなかった俺のミスだ……」
申し訳なさそうな表情のアリサに謝罪されたリィンは重々しい様子を纏って答え
「フウ……何とか勝てたな。」
「ええ……かなり手強かったわね……」
ロイドとエリィは安堵の表情で溜息を吐いた。
「お二人ともお見事です。」
「さすがは俺達のリーダーだな!」
戦いを見守っていたティオは静かな笑みを浮かべ、ランディは笑顔になり
「お、お兄様達が負けてしまいましたね……」
「ふ、二人とも大丈夫!?」
「僕達の中ではコンビネーションがラウラとフィーの次くらいに凄い二人が負けるなんて……」
「フム……トンファーの使い手は初めて見たが、まさかこれほどまでに防御に優れているとは。」
「
協力技
(
コンビクラフト
)
も使うタイミングも絶妙だね。さすがはあの”教団”や”キリングベア”がいるルバーチェを相手にしただけはあるね。」
セレーネは呆け、エリオットは慌て、マキアスは驚き、ラウラは興味ありげな表情でロイドを見つめ、フィーは感心した様子でロイドとエリィを見つめていた。
「―――次はティオ!お前の番だ!」
「――わかりました。」
そしてリィン達とロイド達がそれぞれ互いの場所に戻った後ヴァイスに名指しされたティオは静かな表情で頷き
「こっちはガイウス、エリオット、エマ!あんた達よ!」
「――承知。」
「ええっ!?」
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